ここでは「この世界の片隅に」主人公・すずの最後について紹介しています。

原作と映画についてはすずの最後をまとめましたが、ドラマではすずがどうなるかはまだわかりません。

そこで、ドラマ版の最後については予想を紹介したいと思います。


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目次


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原作でのすずの最後は?

ドラマを見ている人は、ネタバレになる可能性がありますので、ご注意下さい。



原作、アニメでは終盤の昭和20年(1945年)8月6日に広島市に原爆が落とされた時、爆心地から約20キロメートル離れた「北條家」でも閃光と衝撃波が響きます。

すずは呉から故郷の広島方面から立ち上る巨大な雲を目撃します。

その後、8月15日に終戦のラジオ放送(玉音放送)を聴いて激昂します。

この戦争は何だったのか?信じて戦ってきたものが、「ただの暴力」だったと感じ「何も知らないまま死にたかった」と、いつもはのんびりしているすずが泣き崩れます。



翌年、昭和21年1月に広島市内に入り、草津にある祖母の家に身を寄せていた妹のすみと再会し、すずの父が亡くなったことと母は行方不明になっていることを聞きます。

すみは原爆症が発症していました。

出兵から戻った周作は呉ですずが広島に行ったことを聞き、後を追って広島で行方不明の母を探し回るすずを見つけます。

「この世界の片隅に、私を見つけてくれてありがとう」と周作に感謝します。

途中、母親が原爆の影響で死んだ戦災孤児に出会い、引き取って呉に連れて帰り、「北條家」の一員として育てることにします。

過去の思い出を胸に新たな日常生活を送るすずが、ラストで描かれています。

この戦災孤児は小説版では「ヨーコ」で、アニメ映画版では「千鶴」という名前になっています。


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ドラマでのすずの最後は?

次は現在、放送中のドラマ版「この世界の片隅に」のラストの展開について考えていきます。

ドラマオリジナルで登場する現代の2人、近江佳代(榮倉奈々)と江口浩輔(古舘佑太郎)が呉の「北條家」とどういった関係があるのかがキーポイントだと思います。

まず、浩輔は佳代の恋人で、佳代に誘われる形で「北條家」を訪れているので直接関係はありません。

問題は佳代が「北條家」とどんな関わりがあるのかですが、第5話で介護の仕事で悩んでいる時に声をかけてくれた人がいて、その人が「親友」と佳代は言っていました。

その人物に呉の「北條家」を紹介されて、呉にやってくることになったのだと思います。

その人物に会うために待ち合わせ場所に佳代と浩輔は向かい、若い人物だと思っていましたが、現れたのはおばあちゃんでした。

佳代と浩輔が話している時に、老婆が「北條家」の所有者と言っていたので、周作やすずと関係のある人物だと思います。



あくまでも予測ですが、このおばあちゃんが原作のラストに出てきた戦災孤児の少女ではないでしょうか。

アニメ映画版では、後日談として少女がすずから洋服の仕立てを習い、すずや径子に洋服を作って贈るといったすずと径子を母親として慕っていることが伺えるシーンが出てきます。

「現代編」としてすずと暮らした日々を徐々に明かしていき、ラストでは原作に近い内容の「昭和21年1月」と「現代」のストーリーが重なって人物像がはっきりと分かるというような終わり方になるかも知れません。


こちらにもすずと佳代の関係についてまとめています。
この世界の片隅に・佳代とすずの関係は?


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ドラマのラスト・現代にすずが登場?

「この世界の片隅に」の最終話、現代パートで佳代と北條節子たちは広島カープの応援に球場へ足を運びます。

節子はどうやら「カープ女子」みたいですね。

客席に向かう途中、一人の男性に声をかけられた節子は「もう来ていますか?」と聞きます。

その人は「もう来とるじゃろ」と言っていました。

そして、観客席で「KURODA」のユニフォームを着た白髪の女性らしき人が「負けんさんなー」と叫んでいるところで現代パートが終わります。

その流れで、昭和のすずがおなじように「負けんさんなー」と叫んでいました。

これは、間違いなくすずさんが現代も生きているということを表しているのでしょう。

節子がカープ女子になったのは、おそらく母・すずの影響だったんじゃないでしょうか。

すずの最後まとめ

「この世界の片隅に」主人公・すずの最後について紹介しました。

原作やアニメ版のラストとドラマ版のラストでは、やはり少しだけ違っていましたね。

というより、原作では描かれていない部分を少し加えているという点では、オリジナルストーリーとも言えるかもしれません。


周作の最後についてはこちら
この世界の片隅に・周作の最後は?原作・映画とドラマの予想を紹介