ここではドラマ「アンナチュラル」赤い金魚殺人事件について紹介しています。

いよいよ最終回ですね。

9話で判明した中堂の恋人を殺害したとされる犯人・高瀬。

ラストで警察に行き、「殺されそうだから保護して欲しい」と不気味な笑顔で話していましたが、自首ではないのでしょうか。

高瀬が犯したとされる殺人事件は口の中に赤い金魚のようなものがついています。

それを口にいれる理由はなんのでしょうか?

赤い金魚殺人事件の全貌を紹介したいと思います。


目次


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赤い金魚殺人事件とは?


UDIで勤務している中堂の恋人を殺害した犯人として9話で高瀬が判明しました。

高瀬は警察に現れたので、早速取り調べをしたのですが、死体損壊や遺棄は認めたものの、殺人については認めません。

その一方で、フリージャーナリスト・宍戸は高瀬のことを3年半前から追っていて、高瀬の殺人のような妄想をまとめて本を出版します。

このタイミングで出版するのは、やはり宍戸は高瀬が殺人犯であると分かっていて追っていたと思われます。


高瀬を逮捕してわかったことがあります。

高瀬は10年前に母親を亡くし、父親は7年前に失踪。

犯行は高瀬が持っている物件。

そこで殺害しているため、証拠や目撃情報が見つからない、ということです。

高瀬は殺人については一切認めず、死体損壊と死体遺棄だけで逃げきろうとしています。

さらに六郎(窪田正孝)が宍戸に話したボツリヌス菌のために、高瀬が殺人犯として言い逃れする手段になってしまいました。


高瀬の犯行についてはこちら。
アンナチュラル・abcdefg…アルファベットの意味とは?


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犯人は高瀬?

高瀬を取材してきた宍戸は書籍の重版で、出版社ではヒーロー扱い。

しかし、週刊ジャーナル編集者の末次は宍戸に高瀬のことを問い詰める。

すると、宍戸は高瀬が殺害したに決まっている、と言います。

しかし大衆が望んでいるかのように話す宍戸はほとんど共犯なようなものです。


中堂は宍戸が共犯であると考え、宍戸に証拠を出せと脅します。

なんと、フグの毒・テトロドトキシンを宍戸に注射で打ったのでした。

宍戸は犯行に使ったボールを持っていて、それには被害者の唾液がついていました。

それを渡すといい、中堂と取引をします。

しかし、解毒薬を飲んだ宍戸は証拠のボールに硫酸をかけ、証拠を消してしまいます。

まんまと宍戸にはめられたと思ったところ、実は宍戸が解毒薬として飲んだクスリがなんと毒薬でした。

駆けつけたミコトと六郎の助けもあり、中堂を説得し解毒薬を投薬することができ一命を取り留めることができました。



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裁判でミコトが高瀬と対立


高瀬を起訴するための証拠を探していたとき、中堂の恋人・夕希子の父親がUDIラボを訪ねていました。

そのときに、夕希子はアメリカで葬式を行い土葬されたことを知ります。

ミコトたちは高瀬が犯行をした証拠を探すため、夕希子の遺体を解剖することに。


そして、高瀬の裁判が始まります。

糀谷由希子さん殺害・遺棄の容疑を追求しますが、高瀬は殺害はおろか会ったこともないと証言します。

ミコトは検察の証言として裁判に立ちます。

まず殺害されたとき、口の中に金魚のかたちがあるゴムボールを押し込まれていたと話をします。

しかし、証拠がないため判断ができないと弁護側から反論があります。

ここで高瀬の幼少時代のことが話題になります。

高瀬は幼少期、母親からしつけとして口の中にゴムボールを押し込まれていました。

被害者の口の中の炎症と被告人との関係が証明できないという弁護側に対してミコトは証拠を提示します。

それは糀谷由希子さんの口内から高瀬のDNAを検出したことを証言します。

歯の裏側から検出されたことから口の中にゴムボールを入れていたと考えられます。

つまり、自分が受けた虐待を被害者にもすることで母親への恨みを晴らそうとした、と検察側は追求します。

しかし被告人は動揺しません。

ここで、ミコトが話し始めます。

法医学について、殺害された遺体から事実だけを取り出す。

そこには犯人の感情や気持ちなどない…。

さらに続けます。

「犯人の気持ちはわからないし、理解する必要ない。不幸な生い立ちなんて興味ないし、動機だってどうだっていい。ただ同情はしてしまう、かわいそうな被告人に。今も死んだ母親に幻影に苦しんでいる。30歳もすぎてなお子供の頃のまんま。誰も救えなかった。自分も救えなかった。あなたの孤独に心から同情します」

この発言が被告人の感情を揺さぶり、とうとう自分から自白を始めます。

「やりたくてやった。誰に言われたわけでもない。殺したくて殺した。母親は関係ない。誰も真似出来ない。俺はやりとげた。俺にしかできない。俺はかわいそうじゃない」と。

ミコトの論理的な煽りが被告人を感情的にさせたのでした。

そして、宍戸も殺人幇助の罪で逮捕されました。

これが赤い金魚殺人事件の真相です。


まとめ

ドラマ「アンナチュラル」赤い金魚殺人事件について紹介しました。

最初は高瀬の犯行を証明できないと思っていましたが、まさか夕希子の遺体がまだあったとは。

最終的には裁判でみせたミコトの発言が犯行を自白させることになったのは、見ていてスカッとしましたね。

中堂さんの執念とミコトの法医学者としての経験が見事に生かされた事件でした。


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