ここでは、朝ドラ「なつぞら」7週目(37話〜42話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

6週目では、泰樹から照男と結婚するように言われたなつ。

ひどく動揺するなつでしたが、照男はなつのことを妹だと伝えます。

なつは天陽に会いに吹雪の中出かけますが、途中で気を失ってしまいます。

目が覚めると、知らない家にいたなつ。

誰が助けてくれたのでしょうか。

今回は、ドラマ「なつぞら」7週目(37話〜42話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。


1週目から最終週まで更新中!

目次


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「なつぞら」7週目のあらすじネタバレ「なつよ、今が決断のとき」

天陽(吉沢亮)に会いに行く途中、吹雪の中で気を失ってしまったなつ(広瀬すず)。なつを助けたのは、森の奥でひっそりと暮らす弥市郎(中原丈雄)と砂良(北乃きい)親子だった。翌朝、帰宅途中でなつは、美しい雪景色に出会い、アニメーターになりたいという思いを強く抱く。その夜、なつは家族に東京へ行きたいと打ち明けようとするが、泰樹(草刈正雄)を気遣い、嘘をついてしまう。そのころ、富士子(松嶋菜々子)と照男(清原翔)は弥市郎を訪ね、小屋で過ごした一夜、なつが一心不乱に絵を描いていたことを知らされる。

37話あらすじネタバレ

なつは、阿川弥市郎(あがわやいちろう)の家で目を覚ましました。

もう夜中です。

弥市郎の娘、砂良(さら)が見つけて、なつを助けました。

まだ吹雪きは止んでいません。

なつは状況を把握します。

弥市郎は戦後に北海道にやって来て、森で暮らしてきました。

木彫りの熊などを帯広の土産物屋に売り、それ以外は自分の彫りたいものを制作しています。

砂良たちは、なつを知っていました。

演劇部の倉田先生に勧められ、なつの芝居を見に行ったと言います。

倉田は、ここにもしつこく話を聞きに通って来るそうです。

東京で教師をしていた弥市郎は、生徒に軍国主義をたたき込んだことを悔い、教師に戻る気になれませんでした。

弥市郎は話します「空襲で、砂良の母を失った。」

戦争に対する怒り、助けることができなかった自分への怒りもこみあげてくる。

「そういう怒りや悲しみはどうしたら消せるんでしょう」

なつも大切な人を失った悲しみがわかります。

「消さずに、魂を込めるんだ」と弥市郎。

倉田先生も、平和を祈り魂を込めて芝居を作っているんじゃないかな。

だから、芝居を見せたかったのではないか。

弥市郎が制作している仁王のような叫び顔の木の彫刻。

「これは何ですか?」

「木の魂かな。木魂(こだま)」



夜明け前。

風がやんでいます。

弥市郎が教えた道をたどり、なつは家に帰ります。

山際から明るくなってきました。

朝焼けを見つめるなつの目に涙がこぼれます。



柴田牧場。

牛舎に天陽がやって来ました。

なつが天陽の家に着いていなかったことを知って慌てる家族。

照男は、行けと言った自分のせいだと、探しに駈け出そうとします。

そこになつが戻ってきました。

微笑んでいます。

38話あらすじネタバレ

なつが無事に帰って来ました。

なつは、森の彫刻家に助けてもらったことを話します。

安心して家に戻る天陽に、なつは自分の決心を伝えます。

「私は漫画映画をやってみたい。」

今朝アニメーターになると決めたことを、まっさきに天陽に話したかった。

「そうか、決心したか。頑張れよ。」

天陽はなつを励まし、家に戻るなつをじっと見つめるのでした。



柴田家。

夕食後、なつは話があると切り出します。

「私を東京に行かせてください。」

どうしたいのかと聞かれ、「兄のそばで支えたい」と答えるなつ。

まだこの家に何もしていないから、今すぐでなくていいと言うなつに、泰樹が怒りだします。

「その必要はない。お前と牛飼いは関係ない、この家とも関係ない。もう顔は見たくない、勝手に出ていけ」

泰樹にそう言われ、なつもふてくされて二階に上がり荷造りを始めます。



富士子が上がっていき、引き止めます。

「こんな時間に出て行ったらみんなに迷惑かかるのわかってるでしょ。」

申し訳なくてもうここにはいられないと言うなつの頬を富士子が打ちました。

「申し訳ないなんて言うなら、憎まれた方がいい。」

一人で苦しむなら家族なんていらない。

そう言ってなつを抱き寄せます。

富士子にしがみついて泣き出すなつ。

茶の間では、照男が泰樹をいさめます。

「なつはやっと言い出せたのかもしれないのに…」

お前まで巻きこんですまなかったと言って泰樹は牛舎に出ていきます。

二階では、剛男がなつに言い聞かせます。

「どっちにしても学校は卒業しなさい。親の言うことは聞くもんだ。」

なつがほんとうに望むなら誰も止めない。

このまま出て行ったら誰も賛成できない。

みんなにそう言われ、「自分勝手で恥ずかしい」となつ。

でもなつは、まだ肝心なことを話していません。

39話あらすじネタバレ

翌朝、なつは泰樹にあやまります。

「ずっとここで頑張るから。」

その必要はないとだけ言って、泰樹は取り合いません。

富士子も照男も、そんななつをとがめます。

無理に気持ちを変える方が泰樹は傷つく、と。



天陽の家。

なつは天陽に相談します。

「なぜアニメをやりたいと言わなかったんだ」と天陽。

なつは答えます。

できるかどうか自信がない。

酪農よりやりたいことがあるなんて、裏切るみたいで言えない。

「本心を言わない方が裏切りだよ。」

覚悟がないなら東京に行ってもしょうがないと、天陽は厳しい。



阿川家。

富士子と照男がやって来て、なつを助けてもらったお礼を述べ、牛乳を渡します。

弥市郎は、なつが一晩中絵を描いていたことを話します。

あの集中力は尋常じゃなかったなあ。

「家中のものを描いたんじゃないかな」と砂良。

驚く富士子。

「そんなに絵が好きだったなんて。」

貰った牛乳を入れて作った鍋料理を、砂良がよそって照男にすすめます。

はにかみながら、微笑む二人…。



柴田家。

二階に上がり、なつのノートを見る富士子。

泰樹たちの仕事の様子が生き生きと描かれていました。

別のノートには弥市郎の彫刻作業の絵。

パラパラめくると動いているようです。

夕見子が戻って来ました。

「あんたこの絵知ってた?」

知ってるも何も、なつの落書き癖は直らない、と夕見子。

「これは落書きじゃない…。」

アニメへの思いが本気だと、富士子は気づきました。



山田家。

天陽がなつを励ましています。

自然の中で生きる人は、自分の気持ちに従って生きてきた。

泰樹は若い頃にたった独りでここに渡ってきた。

泰樹がなつのお手本なら、どうすればいいか自分でわかるはず。

「わかったから、そんなに応援しないで。」

そう言い残し、なつは足早に家に帰ります。

40話あらすじネタバレ

帯広の「雪月」。

泰樹がやって来て、とよに相談します。

雪次郎を東京に修業に出す際に、なつのことも頼めないかと。

孫以上の愛弟子を東京に出すと聞き、とよは驚きます。

泰樹は、なつが東京に行くのは結婚話のせいで居づらなったからだと思っています。

こうなったら自由にさせてやりたい。

雪之助がパフェを持ってきました。

「何じゃこりゃ」と言いながら食べる泰樹。

生クリームのお菓子がこれからは流行ると雪之助が力説します。



山田家。

天陽を照男が訪ねてきます。

なつが東京に行ってしまってのいいのか?

天陽は、いつかなつはこの土地からいなくなる気がしていたと語ります。

「おれはここで生きると子供の頃に決めたから。」

なつの決心を尊重すると天陽。



柴田牧場。

戻ってきた泰樹に、富士子が話します。

なつが東京に行きたいのは、東京でやりたいことがあるんじゃないか。

なぜなつはそう言わないんだ、と泰樹。

「私たちに悪いと思って言い出せないのでは?」

柴田家の茶の間。

阿川親子が、牛乳のお礼に木彫りの熊を持って訪ねて来ました。

また森に行ってもいいかと尋ねるなつ。

いつでも来てください。

なぜか、照男が「はい!」と答える。

阿川親子が帰り、夕食。

照男が作った牛乳鍋が好評です。

泰樹が急に言い出しました。

「なつ、お前のことは雪月にたのんできた。」

雪次郎と一緒に東京に行けばいい。

「私はもう家族でいられんの?」

心配そうに聞くなつに泰樹が言います。

ここはお前の家だ、いつでも戻って来い。

おまえが東京で幸せならそれも親孝行だ。

「それを忘れるな」と言い聞かせる泰樹。

富士子と剛男もうなずきます。



うかない顔で雪月を訪ねるなつ。

雪月で、とよに寄りかかると…。

「わたしはずるい。じいちゃんを裏切ってしまった。」

41話あらすじネタバレ

「雪月」で。

雪之助は既に、東京の川村屋になつのことを連絡してくれていました。

マダムは、なつのことを快く引き受け、川村屋で雇ってもいいと言っていたそうです。

ありがたく思うなつ。

でも、仕事は自分でみつけるつもりだと言います。

なつは、泰樹に対して心苦く思っている気持ちを打ち明けます。

でも、東京に行くほんとうの理由はここでも話さないので、もどかしい会話です。

いつかはここを出て行かなければと思ってきた。

それを隠して、酪農が自分の夢だと言って泰樹を騙していた。

今ここを出たいと思うのは自分勝手な理由。

とよは、本心を言わないと心がしばれてしまうよ、と忠告します。

「思っていることを全部じいちゃんに話したらいい。」



柴田家。

夕食を終えて席を立とうとする泰樹をなつが呼び止めます。

正座したなつ。

「ごめんなさい、私うそをつきました。」

東京に行きたいほんとうの理由は漫画映画を作りたいからだと、やっとみんなに打ち明けます。

作れるかどうかわからない、作り方も知らない。

でも挑戦してみたい。

泰樹がここで開拓したように。

「じいちゃんのようになりたかったと、さっきやっとわかった。」

それが自分にとっては漫画映画を目指すこと。

「無理だと言い聞かせたけれど、今は酪農やじいちゃんを裏切ってもやってみたいと思う。」

「何がうらぎりだ、ふざけるな!」大声で言う泰樹。

両手でなつの頬をつつんで言います。

「よく言った。それでこそわしの孫じゃ。」

行ってこい、東京を耕してこい。

「開拓してこい!」



翌朝。

天陽の家になつがやって来ました。

いきなり天陽に抱きつき、泰樹がゆるしてくれたことを報告します。

「天陽君のおかげ、ありがとう。」

なつはうれしそうです…。

42話あらすじネタバレ

なつは、東京に行けるようになったのは天陽のおかげだと、感謝します。

「天陽くんが私に教えてくれた、何もかも。

北海道に来て、天陽君に会えてよかった。」



阿川家。

なつは、天陽を弥市郎に引き合わせます。

芝居を見た弥市郎と砂良は、天陽の舞台画を知っていました。

金にならない彫刻や絵の制作に魂を注ぐ者同志。

弥市郎の仕事場の様子をなつはスケッチします。

そこに照男が、頼まれもしない牛乳を持ってやって来ました。



柴田牧場。

砂良に気があるんじゃないかと、照男をからうなつ。

仲をとりもとうとしますが、照男いわく。

「おまえはなんでも慌ててやろうとするが、おれはじっくり時間をかけるんだ。」

時間をかけすぎるから気をつけろと、なつがつっこみます。



3月になりました。

夕見子の受験が近づき、札幌に向かいます。

スキーに出かけるように気楽だと言う夕見子。

なつは卒業式まで、心をこめて牧場の仕事に精を出します。



農業高校の卒業式。

演劇部の部室では、卒業生がFFJの歌を熱唱。

倉田先生がはなむけの言葉をおくります。

「おまえたちの魂は、ここから幕が上がる。」

どこにいても、魂を目いっぱい育てろ。



山田家の牛舎。

子牛が生まれました。

あちらでもこちらでも新しい出会いと別れ。

家に帰るなつを天陽が追いかけ、二人は雪の中に倒れ込みます。

天陽が言います。

「おれはここでなっちゃんを待ったりしない。」

べニア板が自分のキャンバスだ。

自分の価値は他のどんな価値にも流されない。

なつも自分のキャンバスに心を注げ。

そうすれば広いキャンバスで二人はずっと繋がっていられる。

「がんばれ、頑張ってこい!」

なつの目に涙がこぼれます。

顔を上げ、涙をこらえる天陽でした。



なつがついに東京へ!
なつぞら・ネタバレ8週目(43話〜48話)なつがアニメーターを目指し東京へ


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まとめ

ドラマ「なつぞら」7週目(37話〜42話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

いよいよ、なつがアニメーターになりたいという思いを柴田家の家族に伝えることになりそうです。

なつは天陽への思いや農業を振り切り、アニメーターへの道を歩むことになるのでしょうか。


1週目から最終週まで更新中!


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