ここでは、まんぷくで立花萬平の事業を支える神部茂のモデルについて紹介しています。

5週目から新キャラクターの神部(瀬戸康史)が登場しています。

初登場シーンが泥棒の姿だったのはかなりインパクトがありましたが、神部のモデルとなった人物はいるのでしょうか?

今回は神部茂は実在するのかということや、ドラマと史実との違いについて紹介していきたいと思います。

目次


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まんぷく・神部茂のモデルは実在する?

神部のモデルは公式設定だと日清食品の砥上峰次さんが一番近いかと思われます。

砥上さんは日清食品の創業者・安藤百福さん(ドラマの萬平)の側近中の側近で、百福さんが全財産を失って即席めんのチキンラーメンの開発を始める前から支えてきた人物です。

即席めん事業も最初から関わってきて、日清食品でも百福さんの右腕として活躍し、日清食品の取締役を歴任しましたが、東洋水産との争いがきっかけで日清食品を去ったと言われています。



東洋水産は昭和47年(1972年)12月にアメリカに現地法人「マルチャン・インク」を設立してアメリカへ進出を開始しました。

しかしオイルショックと食品添加物問題で打撃を受け、アメリカ進出を断念しようとしていました。

ところが東洋水産はカップうどん「マルちゃん・カップきつねうどん」(現・「赤いきつね」「緑のたぬき」)を大ヒットさせて会社を立て直し、アメリカ工場の建設を開始。



この時一足先にアメリカへ進出していた日清食品の百福さんは、アメリカでもインスタントラーメン製造の特許を主観氏、さらに東洋水産が日清食品の社員を引き抜いたと主張しました。

東洋水産の社長・森和夫さんはこれまでも日清食品と数々の遺恨があったため、日清食品に抵抗してアメリカで訴訟へと発展します。



その後、日清食品は特許訴訟で不利となると、東洋水産に和解を持ちかけており、東洋水産との交渉にあたったのが日清食品の砥上さんでした。

東洋水産の社長・森さんは和解に応じず、法廷で決着をつけるという姿勢を見せていました。

しかし高額な訴訟費用だけが無駄にかさむため、周囲の説得を受け入れて日清食品との和解に応じたのです。

この時の和解内容が実質的には日清食品の敗北と言える内容だったとされ、砥上さんは東洋水産との交渉失敗が原因で昭和56年(1981年)6月に日清食品を去ったと言われています。



側近だけあってかなり優秀な人だったんですね。

ドラマの神部はオリジナル要素も入ってくるのでどこまで史実通りにドラマ化されるのか分かりませんが、ドラマ終盤まで神部の活躍が見られそうですね。



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ドラマの神部茂はどんな人物?史実との違いは?

神部茂は戦争で家も家族も失った青年です。

天涯孤独の身になり、仕事もお金も失って、どうしようもなくなって盗みに入ったところが福子と萬平が居候していた香田家(克子の家)でした。



事情を話すと福子と萬平は許してくれたので、神部は恩返しするために押しかけるようにして一緒に住み始めます。

「今すぐ出ていきなさい!」と鈴(松坂慶子)に言われても廊下の掃除をしたりしていましたね。

少し間の抜けた性格をしている神部ですが、大阪帝大を卒業している秀才。

お金がなくて学校に行けない克子(松下奈緒)の子供たちに勉強を教えたりもしていました。

また萬平の発案で香田家でやっていたハンコ屋の手伝いもしていました。



塩づくりのため泉大津に行くときも福子と萬平たちについてきて、すっかりレギュラー化している神部です。

神部は塩づくりのための働き手として萬平とともに仕事がない若者の男たちを集めることになりますが、神部が連れてきたのは14人の男たち。

神部を入れると15人になってしまい、そんな大勢の男たちの世話をしなければいけなくなった鈴はいつも不満げにしています。

しかしあれだけ大勢いたら鈴じゃなくても嫌になってしまいそうですね。

15人の中だと最初から萬平たちと一緒に仕事をしていたので、従業員の男たちのリーダー的存在になっていますが、彼らはそんな神部に不満な様子です。


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最初からカップラーメン作りに関わっていたというのは史実通りですが、萬平との出会いが盗みに入ったのがきっかけというのはドラマオリジナルでしょうね。

また神部はかなり抜けたところのある青年ですが、砥上さんはかなりしっかりした隙のない真面目な男性というイメージがあります。

神部がどの程度史実通り描かれるのかは分かりませんが、かなり優秀と言う点では砥上さんと共通しているので萬平の側近として活躍することもできると思います。

その姿を見るのは物語終盤になりそうですが、今から楽しみですね。



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まとめ

朝ドラ「まんぷく」の神部茂は実在するのかということや、ドラマと史実との違いについて紹介しました。

瀬戸康史さんは2015年の朝ドラ「あさが来た」でも出演されていたせいか、関西弁が自然で途中から参加したキャラクターですが周りに溶け込むのが早かったと思います。

泥棒で入った時もどこか憎めなくて放っておけないような感じがしましたね。

これからますます登場シーンも増えていきそうな神部ですが、瀬戸さんの演技にも注目です。