ここでは、朝ドラ「なつぞら」10週目(55話〜60話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

東洋動画の仕上課の採用試験を受けたなつはついに合格します。

川村屋を出て、風車で咲太郎と一緒に暮らすことになりました。

今回は、ドラマ「なつぞら」10週目(55話〜60話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。


1週目から最終週まで更新中!

目次


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「なつぞら」10週目のあらすじネタバレ「なつよ、絵に命を与えよ」

東洋動画スタジオの仕上課で働くことになったなつ。

仕事が終わると天陽の兄・陽平が働く作画課に顔をだすと、セカンドの大沢麻子と出会う。

なつは先輩が書き損じた動画用紙を使って練習をしていた。

その動画用紙に気づいた麻子はその絵を褒める。

仲もそれを見ていて、なつは作画課への能力審査を受けるチャンスを与えられる。

12月。

試験に臨んだなつ。

たくさんの動画を描いたが、基礎を学んでいないなつの絵は中途半端な仕上がりになってしまう。

結局不合格になってしまったなつは、正月も十勝に帰らず勉強に打ち込むことに。

55話あらすじネタバレ

なつの新しい職場、東洋動画の仕上課です。

山根課長から新人たちが仕上の説明を受けています。

色を塗ってセル画を仕上げる「彩色」と、絵を描き写す「トレース」がおもな仕事となります。

先輩の石井富子が、詳しい仕事の内容を説明します。

今作っているのは本格的な総天然色のアニメーション。

まず彩色から始めます。

「色見本」に従って正確に色をつけ、数万枚のセル画に仕上げなくてはなりません。



なつの担当するカットが渡されました。

1カット分の動画用紙とセルが封筒に入っています。

隣りの席の森田桃代(モモッチ)が、色を塗りながらこつを教えてくれます。

桃代は4月に入社した先輩です。

「セルは素手で触っちゃダメよ。」

なつは動画用紙をはずしてパラパラめくってみます。

キャラクターの動きが素晴らしく、作画した人に感心しています。

封筒に書いてある作画担当者の名前を見ると、仲でした。

彩色しようとしますが、緊張して手が震えそうです。

「はみ出しても消せるから大丈夫、すぐに慣れるよ」、と桃代。

柴田が新人たちの様子を見て回っています。

「うまいじゃない。でも、遅い!」

丁寧なのはいいことです。



どんなシーンのセル画を仕上げているのか、なつは興味深々です。

絵コンテが仕上課にも1冊あるから休み時間に見ることができると、桃代が教えてくれました。

昼休みになり、食事もとらずに絵コンテを見に行くなつ。

構図や動きが書きこまれています。

仲と陽平に出会います。

絵コンテからアイデアを膨らませて作画している、と仲。

「作画室も見に来るといい。」



なつは自分の仕事が終わると、作画課に行きます。

陽平が打ち合わせをしていて、仲が絵の指示を出しています。

元警察官の下山もいました。

なつはウキウキしています。

56話あらすじネタバレ

作画課で、なつは原画の話を仲たちから聞いています。

制作過程を下山が説明してくれました。

作画課で原画が描けるのは仲と井戸原だけ。

下山たちは原画と動画制作を繋ぐ「セカンド」と呼ばれる役割です。

近くの堀内の席で、セカンドの大沢麻子がダメ出しをしています。

「原画のキャラクターをとらえきれていない!」

なつをにらんで自分の席に戻る麻子。



なつが「風車」に帰宅しました。

亜矢美が夕食を用意してくれています。

なつは、仲に勧められて作画課のゴミ箱から拾ってきたパンダの絵を書き写し、作画の技術を学びます。



二日目の出勤。

亜矢美が派手な服をコーディネートします。

目立ちすぎないかなつは気にしますが、靴は赤です。



仕上課で、隣席の桃代と話をしながら仕事を進めます。

「会社は、お嫁さんになりそうなお嬢さんを採用しているみたい」と桃代は言います。

女子社員の多くは遊びに来ているようなところがある、と。



休み時間に絵コンテを再び見て、あらすじがわかってきました。

許仙(しゅうせん)が、見世物の白蛇を助ける。

白娘(パンニャ)に変身した白蛇が、許仙と恋に落ちる。

法海(ほっかい)が白娘が化け物だと気づき、許仙が捉えられる。

嘆いた白娘が追って行こうとする。



白娘と兵士が戦うシーンを下山が描いています。

堀内の席で、麻子が再び描き直しを求めています。

「表情が死んでいる。許仙を思って泣くシーンでしょ?」

もう自分でやると言って席に戻る麻子。

堀内が動画の束をゴミ箱に捨てます。

それをなつが拾い中庭で見ようとした時、後ろから麻子のきつい声が…。

「何しにここに来てるの?おしゃれして、男を探しに来てるのなら目障り。うろちょろしないでちょうだい!」

「なんだべ、あれ…」唖然とするなつでした。

57話あらすじネタバレ

なつが「風車」に帰宅。

怒っていることに亜矢美が気づきます。

「私って誤解されやすいですか?」

どう思われてるか気にし過ぎだと、茂木社長が指摘します。

「自分が誤解されてないか、おびえてるんだ。」



二階に上がり、堀内が捨てたパンダの絵をめくってみます。

「何が足りないんだろう?」

魔術合戦で負けた白娘が蛇に戻りかけ、もう許仙に会えないと泣くシーンです。

人はどうして泣くのか。

なつは自分が泣いた時のことを思い出します。

何かを失って悲しい。

何かを守ろうとして必死になる。

誰かを大事に思って胸が張り裂けそうになる。

なつは白娘の表情を何枚も描きます。



翌朝、なつは開き直って亜矢美が選んだ派手な服を来て出かけました。

昼休みになり、家で描いた白娘の絵を取り出し、場面を確認しようと絵コンテを見に行きます。

先輩の富子に、手元が狂うからしっかりお昼を食べるように言われます。

自分の服装はダメかとなつは聞いてみます。

「いいんじゃない、絵を描く人間には変わっていることを主張したい人いっぱいいるから。」

色見本を見に麻子が仕上課にやってきますが、なつを無視。



なつは中庭に行きました。

休憩中の社員をスケッチしている下山に、麻子のことを聞きます。

麻子は優秀で、すぐにセカンドに抜擢。

「マコちゃん(麻子)は、アニメーターとして一番大事なことがわかってる。」

それは、命を吹き込むこと。

アニメーションは、ラテン語の魂を意味するアニマからきている。

どう動すか、悩まないアニメーターはいない。

「怖くないよ。彼女は熱心なだけ」と、下山。



仕上課では、麻子がなつの絵を見ています。

「ああ、勝手に拾ったのね。」

何度もパラパラめくり、じっと見ています。

なつは中庭で、パンを食べています。

58話あらすじネタバレ

なつが机に置いていた絵は、麻子が持ち帰りました。

作画課では、麻子が井戸原にその絵を見せ、堀内に確認しています。

「仕上の子が拾ったみたいだけど、これすごくいい。」

こんな風にしてほしかった、と堀内を誉めています。

なつがやって来て、その光景を見つめます。

麻子が気に入ったのは、中割に入れた白娘の表情です。

恨みがましい表情を一瞬見せて泣くから、白娘の絶望が伝わる。

しかし堀内は、自分が描いたものではないと否定します。

「こんな稚拙な絵を描いたと思われたら心外だ。」

「すいません、それは私が描きました」なつが謝ります。

麻子は、睨んだ表情を入れた意図を聞きます。

なつが答えます。

「好きなだけなのに、どうして悪く思われるのか、怒りが込み上げてきた。」

井戸原が笑って解決策を出します。

正直者の堀内の技術を誉め、「この絵を君の技術で完成させてほしい。」

なつが堀内に謝り、堀内は自分の仕事を引き受けます。

なつは仕上課に戻りました。



動画スタジオの所長室では、井戸原と仲が、山川所長と演出家の露木に先ほどの完成画を見せています。

感心するものの、指示していない表情を追加したことを「前例にはしたくない」と露木。

山川所長も、仕上課に入ったばかりの子を作画課に移すことに躊躇します。

作画課の試験で、誤解があって大杉社長に落とされたことを思い出します。

なつの絵の技術はまだ素人だと、ここでも酷評。

それでも仲は、なつのセンスが惜しいと力説します。

今から鍛えればどこまで伸びるか可能性は計り知れない。

そこで露木が提案しました。

「では、もう一度試験を受けてもらおう。」



翌日の昼休み、なつは仲に「喫茶リボン」に呼ばれます。

「社内部の試験を受けてもらおうと思う。どうする?」

「やらせてください!」

59話あらすじネタバレ

なつは、12月の試験を受けることになりました。

6月に入社した社員は養成の期間を経て、社内試験に合格した者からアニメーターになっています。

仕上課のなつには、一緒に試験を受けるチャンスが与えられました。



なつは試験に向けて、寝る間を惜しんで絵の勉強をします。

彩色の仕事も、上達していきます。

休憩時間に中庭でスケッチをしていると、麻子がやって来ました。

「アニメーターになりたかったのね。はやく言ってよ。恥かいたじゃないの」

自分が言ったことを後悔している様子です。

でもなつは、白娘の表情を誉めてくれたことも忘れていません。

麻子「試験受けるんだって?」

なつ「マコさんのおかげです。」

「あの絵で?あなたには無理よ」と言って去っていきました。

陽平がやって来て、天陽の馬の絵が帯広の展覧会で入賞したと話します。



授賞式の天陽のスピーチ。

「農業や牛飼いをしながら絵を描いています。社会の価値観と関係なく自分の絵を描いていきたい。」

山田家になつの手紙が届きました。

タミが静かに、天陽に言い聞かせています。

十勝に戻らない覚悟をしているなつのことはもう忘れてほしい。

正治も同じ思いです。

「ここでは独りで生きていくことはできない。おまえも家族をつくれ。」

天陽となつの手紙のやりとり。

天陽「認められるために描いてるわけじゃないけど、認められるのは大きな喜び。泰樹さんが大地を切り開いたように、絵に向かいたい」

なつ「私の絵は人に認められないと価値はない。でも、おいしい牛乳を飲んでもらいたい気持ちと同じ。」



12月の試験の日がやってきました。

8時間で15枚以上描かなくてはなりません。

デッサン力や線のきれいさがチェックされます。

なつはいっしんに描き始めました。

60話あらすじネタバレ

なつは自分の描いたラフをクリーンナップして、提出しました。

隣りの席にいた三村茜が「あなた、すごい!」と話しかけますが、なつは自分の出来に納得していない様子です。



動画社の一室で、山川所長と演出家の露木、井戸原と仲が集まり、審議しています。

なつはラフを30枚以上描いていますが、クリーンアップ出来たのは13枚だけです。

露木は、なつの描く線に不満そうな表情。

基礎を学んでなくて独学だが勘が備わっていると、仲がフォローしますが…。



なつが会議室に呼ばれました。

井戸原と仲が結果を伝えます。

不合格でした。

15枚でいいのに、どうして30枚も描いたのか井戸原が質問します。

「描いているうちにイメージが沸いてきて、描きたくなったんです。でも、描きたいものに自分の手が追いついて行かない。自分はヘタだとよくわかりました。それが悔しくて」となつ。



動画の勉強は続けることを伝え、部屋を出ました。

三村茜が麻子の指導を受けているのが目に入ります。

会議室では、井戸原がなつの反応に少し驚いていました。

「参ったね、我々と同じことをもう悩んでいる。」



十勝では、阿川家に天陽と菊介、照男がやって来ました。

菊介と天陽のヘタな芝居に助けてもらって、照男が砂良に告白し、結婚を申し込みます。

ばかな芝居を笑いながら、砂良が承諾しました。



そのてんまつを、天陽がなつに報告します。

なつがお礼の返事を書きます。

花園神社に初詣して、天陽のことも祈ってきたこと。

毎日仕上げの彩色に打ちこんでいること。

「みんなに会いたいけれど、まだ帰れません。私はここで生きていきます。」

手紙を読み終えた天陽は、べニア板に描いたなつの絵を静かに塗りつぶしていきます。

涙がこぼれます。

なつは彩色の仕事に没頭しています。


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まとめ

ドラマ「なつぞら」10週目(55話〜60話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

本格的にアニメーターとして働き始めるなつ。

なつと天陽は絵だけの繋がりになってしまうのか、気になりますね。

なつと麻子がどんな関係になっていくのか、こちらにも興味深々です。


1週目から最終週まで更新中!


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