ここでは、朝ドラ「なつぞら」4週目(19話〜24話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

18歳になったなつは農業高校に通っていました。

一方、剛男と泰樹が農業の経営のことで対立しています。

その板挟みになったなつは、高校の教師・倉田から演劇で泰樹の考えを表現するようにと誘われ、演劇部に入ることに。

4週目では、演劇に励むなつでしたが…。

今回は、ドラマ「なつぞら」4週目(19話〜24話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。


1週目から最終週まで更新中!

目次


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「なつぞら」4週目のあらすじネタバレ「なつよ、女優になれ」

19話あらすじネタバレ

なつは演劇部に入部しました。

練習は体育会系かと思うほどハードです。

ランニング、腕立て伏せ、腹筋、早口言葉。

じっとしているのは台本を書く倉田先生だけでした。



柴田牧場の朝。

筋肉痛がつらいなつに、牛の世話は休んでていいとみんなが言ってくれます。

泰樹も「やるからには主役になれ」と激励します。



農協では、牛乳を共同販売するのは皆の利益になると、剛男が牧場主たちに説明していました。

しかし泰樹だけがメーカーに高く売って儲けるのは納得できないと言い返され、問題はこじれたままです。



家では照男がなつの将来を心配します。

泰樹がなつに牧場を継がせたいとしたら、おまえはほんとうにそれでいいのか?

なつは行方の知れない実の兄に近況報告の手紙を書きながら思います。

来年高校を卒業してもきっとここでバターを作っているかもしれない。

柴田家に何も恩返しをしていないと気にするなつでした。



放課後。

演劇部に入りたそうな良子を、なつと雪次郎が誘います。

そこに番長から呼び出しがかかりました。

門倉は演劇部に女が入ったら世間からなめられると絡んできます。

女が演劇をやっちゃだめなのかと臆せず反論するなつ。

門倉には演劇部が女子を入れていちゃいちゃしているように見えて許せなかったのでした。

「おまえらはFFJの精神をもっているのかー?」

「もってるさー!」

(FFJ= Futures Farmers of Japanの略)

「フューチャーズ ファーマース ジャパン!♪」

日本農業クラブの歌を熱唱する3人といつしか意気投合する門倉でした。



なつは部室に良子と門倉を連れて来て、入部希望者だと紹介しました。

先生がよろしくたのむと握手で迎えます。

やっと台本が上がっていました。

「白蛇伝説」です。

先生が魂で書いたという文字はすんなり読める字ではありませんでした。

20話あらすじネタバレ

「白蛇伝説」の台本が刷り上がりました。

言い伝えをもとに倉田が創作した架空の伝説です。

テーマは「個人の問題と集団の問題」。

配役も決まりました。

なつは女性の役すべてを演じろと言われます。

舞台美術は天陽に頼んでみることになりました。

先生が「雪月」に飾られている天陽の絵を気に入ったのです。



なつは天陽の家に寄り、舞台の背景を描いてほしいと相談します。

天陽は引き受けることにしました。

正治が搾ったばかりの牛乳を持ってきて、なつに飲み比べてほしいと頼みます。

おいしくて、柴田牧場の味とそんなに変わらないとなつは思いました。

けれどメーカーの脂肪検査では値が低く、どのメーカーも同じ検査結果で、安い値段で引き取られてしまいます。



柴田家の夕食。

なつは台本が出来たこと、主役ではないけれど出番は多いことを話しました。

ひとしきり劇の話でにぎわいます。

そして、山田家の牛乳の話をきりだしました。

「もしかしたらメーカーの検査が間違っているのでは?」と言うなつ。

また不穏な空気が流れます。

軽々しく言うものではないと照男にたしなめられます。

「牛飼いは難しい、誰かのせいにするのは簡単だ」と、泰樹。

剛男が農協が相談にのると言ってくれましたが…。

泰樹は食事を早めにきりあげて席を立ちました。



夕食後。

なつは台本を富士子に見せ、泰樹のことが書かれていると思わないか心配します。

似てるような気もするが、なつが演じるなら泰樹は喜んでくれると富士子は励ましました。

夕見子が、いつも誰かのために何かをするなつの態度をつまらないと言います。

「自分のためにやりなさいよ。」

なつは自分がやりたいからやるんだと認めます。

「それなら応援する」と夕見子。

その夜、なつは劇の登場人物たちをイメージして絵を描きました。

自分のために、演劇と向き合ったのです。

21話あらすじネタバレ

いよいよ芝居の稽古が始まります。

自分にできるか心配ななつ。

放課後の部室。

倉田先生に天陽を紹介しました。

先生は、天陽の絵には土に生きる人の魂が表現されている、稽古を見て感じるまま舞台の絵を描いてほしいと頼みます。



「白蛇伝説」

遠い昔の北の村。

村人ポポロが、山道で子どもたちが食べようとしていた白い蛇を逃がしてやります。

すると川から珍しくておいしい魚が跳ねあがってきて、子どもたちは大喜び。

あのヘビは神の使いだと思います。

ポポロの村で、不治の病が流行しました。

村長(むらおさ)が、治療法を見つけます。

サケの皮を焼いて煎じて飲ませる。

しかし、ポポロたち川上の村は川下の村と仲が悪い。

村長は川下の村長に会いに行き、話をつけてきました。

村長の娘ペチカを川下の村に嫁がせたらサケをわけてもらえる。

ポポロは猛反対します。

だいじなペチカをやるわけにはいかない。

川下と戦をしよう。

病気の家族がいる村人たちは、ポポロは自分勝手だと非難します。

そこにペチカの登場。

「自分が犠牲になるとは思いません。」

なつがペチカ役で、ポポロ役は雪次郎です。

あんなやつの嫁になっていいのか?!

「それを望まないことはあなたが一番わかってる」

「自分のことだけを考えるわけにはいかない。」

棒読み気味のなつのセリフは、何度やり直してもダメ出し。

下手なんだからどうしていいかわからない、と困るなつ。

先生にヘタ以下だと言われてしまいます。



しょげて家に帰り、ご飯も食べずに二階へ上がるなつ。

夕見子が見にいくと、なつは悔しがっていました。



翌日の稽古。

同じ場面。

魂が見えてこない、もっと気持ちを作れと、なつに激をとばす先生。

天陽が口をはさみます。

たましいはどこに見えるんですか?

「たましいなんて作れませんよ。」

22話あらすじネタバレ

天陽が言います。

「なつのままではだめなのか、他の魂をつくる必要があるのか?」

倉田先生は、天陽を理解しました。

自分が言いたいこととほぼ同じなのでした。

俳優に魂はあるが、台本の登場人物に魂はない。

自分の魂や気持ちを使って、吹き込むしかない。

それが演劇だ。

「なつは自分の気持ちを動かしていない。」

しばらく口を挟まないから自分たちで考えてやってみろと、先生は離れます。

なつは、なんとなくわかったような、わからないような…。



柴田家。

牛舎で牛相手にセリフの稽古をするなつ。

「その考え方がまちがっていたんです!」

牛に相談していると泰樹に勘違いされて、なつは苦笑い。

雪次郎がやってきて演劇談義です。

自分らしくその役になりきるには?

「想像力しかない」と雪次郎。

登場人物の状況や思いを、自分の経験や記憶と重ねて演じるしかない。



なつは芝居を観に来てくれる人たちに、農業高校らしいもてなしもしたいと富士子に言います。

搾りたての牛乳を飲んでもらい十勝の酪農をアピールして、家の役に立ちたいと言うなつ。

富士子は後日、雪月を訪ね、演劇を見に来た人に牛乳を使ったお菓子を配れないか相談します。

いまだに、他人行儀になるなつをさびしく思いながらも、自分はせいいっぱい応援する人でいたいと思う富士子でした。



稽古は続きます。

村長役に貫録が足りないと、門倉が勝手に仕切って、自分が役を替わります。

ペチカを演じるなつ。

「川下の人を敵とみなし、すぐに争うことが間違いです!」

村人とは、血がつながっていないけれど家族だと思っている。

家族が争いに巻き込まれたら私は悲しくてたえられない。

「だから私が家族をまもる」

なつの目に涙がにじみます。

なつは、はじめて自分の感情で芝居をしました。

23話あらすじネタバレ

なつは、自分の気持ちをこめた芝居ができました。

倉田先生が戻って来て、見ていました。

稽古は順調に進みます。

天陽も背景画を描き始めました。



雪月では、富士子の相談が具体化されています。

演劇コンクールの会場で、アイスクリームを無料で配ることになりました。

農業高校で搾った牛乳を使い、雪次郎の母のアイデアでアイスはモナカに入れます。



演劇コンクール当日の朝。

じいちゃんに一番見てもらいたいからきっと来てと泰樹に念を押すなつ。

泰樹は必ず勝てと励まし、見に行く約束をします。



会場では、雪月がアイスクリームを配っていました。

学校や演劇連盟との段取りはすべて剛男が担ってくれたようです。

天陽の描いた舞台背景が見事でした。

芝居より絵の印象が強くなってしまうのでは、と雪次郎。

心の叫びを感じるこの絵の前だからこそ、争いを避けようとする芝居が生きると倉田先生は言います。

衣装のほとんどは、手先の器用な良子が縫い上げました。



柴田牧場。

泰樹が、夕見子と明美を荷馬車に乗せて会場に向かおうとしていました。

そこに天陽が慌ててやってきます。

「牛の様子がおかしい!」

見にいくと、鼓腸症でした。

腸にたまったガスを早くぬかないと命にかかわる。

泰樹がすぐに処置をしてくれました。

「いったい何を食わせたんだ?」

正治は、乳量を増やすためにクローバーなどをたくさん食べさせたと話します。

どれだけおいしくしようと努力しても、メーカーに乳脂肪が低いと言われ安く買われてしまうので…。

「いくらで売ってるんだ?」

搾ったばかりの牛乳を飲んでみる泰樹。



夕見子と明美は駅まで走り、なんとか間に合いました。

舞台ではポポロ(雪次郎)が白蛇を助けた話をしています。

いよいよなつの出番です。

24話あらすじネタバレ

なつの出番になりました。

泰樹と天陽はまだ来ていません。

セリフを思い出せない門倉がいきなりFFJの歌を歌うハプニングがありましたが、なんとか乗り切り芝居は続きます。

「血がつながっていなくてもだいじな家族なんです」

なつのセリフの場面で、泰樹と天陽が到着します。

ポポロと結婚の約束をしていたのに、ペチカは村のために川下の村に嫁ぐ決心をしました。

絶望したポポロの前に、ペチカに化身した白蛇があらわれます。

助けてもらったお礼に願いをかなえてあげる。

ポポロは、ペチカが他の誰とも結婚しないように願います。

すると、ペチカは謎の眠り病にかかりました。

ポポロは自分勝手な願いをしてしまったと自分を責めます。

白蛇がふたたびあらわれて告白します。

ポポロに恋してしまい、邪魔なペチカを眠らせたことを。

「自分の皮を煎じて飲めば病は治る。」

おいしい魚もとれるようになるから、川下の村と分け合って、仲良く平和に暮らすように、と。

泰樹がそっと席を立ちます。

芝居は終わりました。



なつは泰樹に会いに行きます。

泰樹は言いました。

「天陽のところの牛乳は、わしのより1升で6円も安かった」

どう考えてもあれでは納得できない。

「わしの牛乳も農協にあずける、団結するしかない」

剛男が感謝します。

自分にあの劇をみせたかったのかと、なつに聞く泰樹。

「わしがおろかだった」

泰樹にそう言われて、なつはうろたえます。

ちがう、絶対におろかじゃない。

「じいちゃんは私の誇り。ずっとじいちゃんのようになりたい思って生きてきた。」

自分のために芝居に夢中だった。

途中からじいちゃんのことは考えてなかった。

「ごめんなさい」と、泰樹にしがみつくなつ。

表現活動を通して、なつは人を思う気持ちがさらに強くなったようです。


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まとめ

ドラマ「なつぞら」4週目(19話〜24話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

農業高校の男子高生で、門倉努という新たなキャラが登場しましたね。

かなり強烈なキャラクターですが、今後なつにどう影響を与えてくれるのでしょうか。


1週目から最終週まで更新中!


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