ここでは、ドラマ「二つの祖国」後編のあらすじをネタバレで紹介しています。

前編では、太平洋戦争で賢治たち兄弟は兵士として戦地へ。

そこで賢治は日本軍にいた弟・忠と出会い、無事救出することができるのでした。

一方、賢治の同僚・梛子は日本に帰国していましたが、帰国した先の広島に原爆が投下されてしまいます。

今回は、2夜目の24日放送のドラマ「二つの祖国」後編のあらすじをネタバレで紹介していきます。

目次


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二つの祖国あらすじネタバレ

終戦後、賢治は、原爆調査団として広島に入った。

原爆の惨状は凄まじかった。

梛子と偶然出会い、梛子の母親が原爆で亡くなったことを知る。

かって、息子を救ってくれたピーターソン医師に再会し、子供までも巻き込んだ原爆を投下した祖国アメリカの行為に疑問を抱く。

GHQの副官となったチャーリーは、梛子に帝国ホテルへの就職を紹介。

故郷広島で妹が被爆したことを知る。

エミーは、賢治の留守中に、白人から受けた性的暴行のショックで、お酒に頼る荒れた生活をしていた。

賢治は、東京裁判の通訳をチェックするモニターを任される。

忠は、復員したが、叔母は、戦場を逃げた忠に辛く当たった。



裁判で、東條英機、広田弘毅、大川周明らの指導者は、無罪を主張する。

忠は、チャーリーと組んで、米軍から物資を流す闇屋を始める。

チャーリーは忠が捕まると切り捨て、賢治が迎えに行く。

賢治は、父の身体も良くないとアメリカに帰るように忠を諭すが、兄弟の仲は修復しなかった。

忠とのことで悩む賢治は、梛子の元を訪れ、深い関係になる。

東京裁判は5ヶ月を経過し、検察側の主張、特に、元総理の広田についてはこじつけが酷く、弁護側が指摘していた。

賢治は、裁判の重圧があったが、梛子との関係で癒されていた。

裁判で訂正が多すぎると上司・ムーラーから指摘を受ける賢治。

公正な裁判のため必要と主張するが、ムーラーは、日本びいきすぎると非難。

妻・エミーや子供たちが、日本に住むようになるが、エミーのアルコール依存症はますますひどくなっていた。

チャーリーは、旧華族の小松原の娘に近づいていた。



裁判で、原爆投下に関する速記がなくなっていることに賢治は気づき、公正ではないと訴えるが、ムーラーは、上官命令と却下する。

悩む賢治は、ムーラー夫妻との会食に遅れ、エミーは、チャーリーを同伴して対応する。

エミーは、チャーリーから賢治と梛子が深い仲であることを聞き喧嘩になる。

アルコール依存を非難されたエミーは、性的暴力を受けた辛い過去を賢治に暴露してしまう。

賢治はエミーを慰め関係は修復したかのように見えた。



そのころ、梛子は、めまいや鼻血が止まりにくくなる症状が出てくる。

妹・広子の勤める病院で原爆による白血病と診断され、入院することになる。

広子から連絡を受けた賢治だったが、裁判で行けないと答える。

その間に、梛子の病状は悪化し、医師は、余命1年と賢治に伝える。

裁判で、東條の尋問が佳境を迎えており、賢治はますます疲れ果ててきた。

酒場で、ジャップと言う米兵と喧嘩になったり、家でも、エミーの理解が得られず、別れ話が出てくる。

ピーターソン医師に再会した賢治は、梛子のカルテを、アメリカの医師に診てもらうことをお願いし快諾される。

お見舞いにきた忠に、梛子は、賢治の方が怒りをぶつける相手がいなくて苦しんでいると伝える。

梛子の思いに、カルテを届けた忠は、賢治と和解する。



賢治は、梛子を見舞い、裁判が終了し、裁判記録の翻訳班となったため、裁判の内容が漏れぬように半年間は、外と接触できないと語る。

梛子は、これで会えるのは最後かもしれないと寂しそうに言う。

賢治は、ピーターソン医師に紹介してもらった薬が効いているようだから大丈夫だと励ます。

芝の旧服部邸に拘束された翻訳班は、外に出られなかった。

賢治は、判決文が、検察側の最終論告と変わらず、2年の月日をかけた裁判が何であったかと無力を感じていた。

梛子の症状はますます悪化していった。

チャーリーから、梛子が危篤だとの電話が入る。

賢治は、すぐに向かうが、梛子は亡くなっていた。

梛子が残した手紙には、幼いころから忠誠を誓ったアメリカの敵だったのかとの悲しみと、日系二世の賢治にしかできない日米の懸け橋になって欲しいとの願いが書かれていた。



東京裁判の判決の時を迎えた、外務省の通訳団が判決文の読み上げを拒否し、賢治たち日系二世に辛い役割が回ってきた。

賢治は、死刑はないと予想した元総理の広田の判決文を担当するが、予想に反し死刑が言い渡され言葉につまる。

賢治は、何もできず無力感に苛まれる。

家に帰った賢治は、辛い判決を言い渡した大変さを理解してくれないエミーに絶望し、アメリカに帰れと伝える。

エミーは分かれることを決意する。

チャーリーと飲んだ賢治は、東京裁判は、勝者のおごりの裁判だったと情報将校の傍で言ってしまう。

チャーリーは、情報将校の尋問にあい、賢治を売ってしまった。

賢治は、反米思想と責められ、また、強制収容所の忠誠テストで縛るのかと反論し、除隊を決める。

故郷鹿児島に帰り忠と会い、梛子の墓参りを済ませ東京に戻った賢治。

チャーリーは、旧華族の小松原の娘との結婚式への出席を頼む。

その日、賢治は、結婚式に向かわず、一人無力さを感じながら、東京裁判のあった場所で銃で自殺する。

40年後、加州新報社では、賢治の息子・アーサーが、日系の歴史をまとめる。



メインキャストについてはこちら
二つの祖国(テレビ東京)の放送局は?放送日はいつ?主演は小栗旬


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後編の要点

  • 賢治が日本へ
  • 梛子の母は原爆の犠牲に
  • 賢治と忠の関係が悪化
  • 賢治で梛子と関係を持ってしまう
  • 忠と広子が親しい関係に
  • エミーが梛子との関係を知ってしまう
  • 梛子が白血病を発症
  • 賢治は梛子のために医師を探す
  • 梛子が賢治と忠の関係を修復させる
  • チャーリーが賢治に梛子が危篤と知らせる
  • 賢治は梛子の死に際に間に合わなかった
  • 極東裁判の結果が言い渡される
  • 賢治は広田弘毅の刑期を通訳
  • 賢治は裁判後、酒の量が増える
  • 賢治はエミーとの関係に終止符を打つ
  • 賢治は忠誠心を疑われ除隊する
  • チャーリーも除隊し、小松原と結婚
  • 賢治は東京裁判が行われた場所で銃自殺する
  • 40年後、加州新報社で働く賢治の息子・アーサーは日系の歴史をまとめる

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まとめ

ドラマ「二つの祖国」後編のあらすじをネタバレで紹介しました。

賢治のような二つの国の心を持った二世は、とても苦労した時代だったことがよく分かります。

戦争中に二世を利用した日本、アメリカ両国のやり方には、賢治はやはり納得できなかったでしょう。

そう思うと、賢治の子供を救った医者の言葉が本当に心に刺さります。

ああいう人間が一人でも多くいれば、もっと世界は平和でいられるのにと思うばかりです。



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