ここでは、朝ドラ「なつぞら」12週目(67話〜72話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

11週目ではなつが新作映画の動画制作に加わることに。

一方、妹の千遥の行方を探すために手がかりのある船橋に咲太郎たちと行きます。

そこで、一人の少女を見かけます。

果たしてそれは千遥なのでしょうか?

今回は、ドラマ「なつぞら」12週目(67話〜72話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。

目次


スポンサーリンク


「なつぞら」12週目のあらすじネタバレ「なつよ、千遥のためにつくれ」

なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、生き別れた妹・千遥がいるはずの住所を訪ねる。

部屋から出てきた少女に息をのみ、やっとの思いで声をかけるも人違いだった。

千遥の手がかりを一切失い、落胆するなつ。

しかし咲太郎らから励ましを受け、なつは悲しみを忘れようとアニメ制作に集中する。

ある日、東洋動画では仲(井浦新)や下山(川島明)らアニメーターが集まり、新作映画のキャラクター検討会を行っていた。

あるキャラクター像をめぐって、なつと麻子(貫地谷しほり)の意見が激しくぶつかり、2人は闘志を燃やす。

67話あらすじネタバレ

「千遥?」なつと咲太郎が尋ねると、

「私は、違います」とその女性。



アパートの部屋で、川谷幸一から話を聞きます。

なつたちの母のイトコ、としは2年前に病気で亡くなっていました。

若い女性は、としと幸一の娘、幸子(ゆきこ)でした。

「千遥はいないんです。許してください。」幸一が謝ります。

千遥は、昭和21年の夏に家出していました。

警察に届けましたが手がかりがありません。

幸一がすぐに孤児院に行ったけれど、もうなつも咲太郎もいませんでした。

咲太郎が千遥に出した手紙は千遥が持って出てたため、なつの住所もわからず連絡できないままでした。

千遥はいずれ兄妹に会うだろうと、望みをつないでいたと言います。

「母から逃げたんだと思います」と、幸子。

としが千遥に与える食べ物は幸子たち兄姉より少なく、きつく当たっていました。

千遥はいつも笑顔で、幸子は平気なのかと思っていたそうです。

その笑顔が母を苛立たせていたんだろうと振り返ります。

「おばさんはそんな人じゃなかった。」

としを知っていた咲太郎には信じられません。

「私が戦争で怪我して働き手もなく、ほんとうのとしではなかった」と幸一が言います。

「申し訳ない」と謝る幸一と幸子。

外に飛び出して、なつは泣きました。

いつも笑顔だった千遥を思い出します。



「風車」に戻ると、亜矢美と信哉が待っていました。

悪い知らせがいないなら、どこかで生きていると信じようとみんなが言います。

でもなつは、何も知らず幸せに生きてきた自分を責めています。

部屋に上がると、富士子からの手紙が届いていました。

なつの20才の誕生日を祝い、プレゼントの万年筆が添えられています。

「父さんと選びました。たまには手紙書いてね。」

涙がこぼれます。

「千遥、ごめんね。」

68話あらすじネタバレ

なつは机に突っ伏して、千遥の夢をみていました。

亜矢美が部屋を見に行って声をかけます。

「ちゃんと寝ないと、明日から仕事でしょう?」

なつは、生きる目的を見失いかけていました。

「自分だけが好きな夢を追ってていいのかわからなくなった」と言うなつ。

咲太郎も声をかけます。

「なつ、俺が悪かった。俺が千遥をあんな目に合わせてしまった。けど、俺は千遥がどこかで生きてる信じている。」

「だったら今すぐ探さないと絵なんて描けないよ」と、なつは嘆きます。

咲太郎が言います。

「おまえ、言ってただろ。漫画映画は子どもの夢だと。だったら、その夢を千遥に見せてやれよ。」

父親が描いた家族の肖像画を見せます。

子どもの頃なつが自分で動かす夢の中で、肖像画のみんなは生き生きしていました。

そのいい夢を千遥にも見せてやれと、咲太郎。

「千遥に見てほしいものを作れ。なつ、千遥のために絵を描け。」

なつは、描きかけていた常盤御前の絵をみつめます。

「お兄ちゃん、これ描かないと明日会社に行けないから。」

「うん、わかった。」咲太郎が部屋を出ます。

なつは涙をこらえ、常盤御前の絵を消し、一から描き直します。

やさしい笑顔の常盤御前を描き上げて、そのまま寝てしまいました。



翌朝、なつは寝過ごしてしまいました。

茶の間では、信哉が昨日買ってくれていたバースデーケーキで亜矢美と咲太郎がなつを祝います。

なつは願いをかけてろうそくを消し、慌てて出勤します。

亜矢美がおにぎりを作ってくれていました。

なつを送り出した後、亜矢美にいたわられて咲太郎が泣きます。

「なつだけでも守らないと。千遥にはほんとうにかわいそうなことをした。」



作画課ではメンバーが協議し、牛若丸のキャラクターが決まったところでした。

なつがやっと到着です。

69話あらすじネタバレ

検討会に遅刻したなつでしたが、提出を許可されます。

常盤御前の検討に入りました。

仲が「母性を感じる」と、なつの絵を示しますが、堀内が異論を唱えます。

「悪者に描いた方が見る者に衝撃をを与えるのではないか。」

怖い顔に描いた麻子の作品を、井戸原が取り上げます。

「側室にまで上り詰めたしたたかさを描いた」と麻子。

なつも意図を説明します。

怖い表情の母親は子供が当惑する、漫画映画は子供が夢をみるように見るものだから。

二人の絵は中途半端で人物の奥行きが感じられない、という結論になりました。



昼休みです。

同じ服を着て来たなつに何かあったのではないかと、下山が声をかけます。

なつは、おでん屋の客の話として、戦後間もない頃に家出した子供が無事に生きている奇跡はあるのかと尋ねます。

下山は駆け出しの警官だった頃の先輩の話をします。

身売りがまだ違法と言いきれなかった頃、若い女の子が飲食店から逃げ出して来た。

上司は違法ではないとの判断。

先輩は憲法の一節をつきとめて、自分の判断で女の子を自由にした。

店主も上司も激怒。先輩は辞職も覚悟。

女の子は今も無事に暮らしているとのこと。

「奇跡というのは、人間が当たり前にしている勇気みたいなもんだ」と下山は言います。

その先輩は下山自身のことでは?と、なつが問いかけます。

下山は笑ってごまかし、なつを励まします。

「その子も誰かに助けられてるんじゃないかな?」



作画課に戻ると、なつと麻子が仲に呼ばれます。

ふたりの絵を合わせて描いてみたという仲の絵に、なつは感嘆します。

子どもの気持ちを考慮することも、登場人物の生い立ちを考えることも大事だと仲が言います。

「子どもがほんとうだと思う絵を、僕らは探し続けなければならない。子どもの力を侮ったら、それで終わりだ。」

70話あらすじネタバレ

なつが「風車」に帰宅すると、信哉と茂木社長がいました。

アニメーターになったお祝いに、茂木がディズニーのアニメーターが書いた洋書をプレゼントします。

英語の辞書も一緒です。

「自分で訳して、頑張りなさい!」



帰宅した咲太郎が、またなつと一緒に仕事ができると喜んでいます。

「白蛇姫」が好評だった亀山蘭子に、常盤御前の依頼が来たそうです。

店に貼られた「白蛇姫」のポスターを見て、なつはひらめきます。

「ここに自分の名前が載るように頑張る!千遥が見るかもしれない!」



なつは、富士子に手紙を書きました。

千遥にも富士子のような母親がいてくれると信じたい、と。



秋になり、「わんぱく牛若丸」の制作が始まりました。

なつは下山が原画を描くチームに入りました。

なつ、麻子、茜、堀内がメンバーです。

ランチを食べながらアニメーターになったきっかけを皆が語ります。

芸大出の堀内は、好きで入ったわけじゃないが、辞めたら自分が使えなかったことになるから、と言います。

麻子は、ディズニーの「白雪姫」がきっかけでアニメが好きになりました。

旅をしながら絵を描くのが好きだった茜は、漫画映画がおもしろそうだったから。

元警官の下山はアクション画が得意で、女性を描くのは苦手と思われています。

「僕の下にいると、常盤御前の絵は回って来ないよ」と言われ、ろこつにがっかりするなつでした。

でも、ライブアクションは自由参加です。



ライブアクションの撮影が始まります。

俳優に実際に演技してもらい、撮影してアニメーションの資料にします。

牛若丸の演技を、アニメーターたちがスケッチしています。

亀山蘭子が来ました。

心を鬼にして牛若丸を突っぱねるシーンを撮ります。

露木の助手のガチンコ係が緊張して、カメラマンに叱られています。

71話あらすじネタバレ

「わんぱく牛若丸」の動画制作が始まりました。

ある日、演出助手の坂場が下山のところにやって来ます。

カチンコを上手く叩けなかった青年です。

「この動きはおかしくないですか?」

乗馬の練習で崖を下るシーン。

なつが描いた場面でした。

牛若丸が前につんのめっています。

怖がっているなら、のけ反っているのではないかと、坂場。

速く走る様子を牛若丸の表情で表したとなつは言います。

動きにリアリティがなければ説明になってしまう、と坂場。

なつは「わんぱくだから、怖くても後ろに引かない」と主張します。

「鵯越の逆落しに繋がる性格描写かもしれないが、馬は怖がりませんか?」と坂場。

露木の意向を確認した上で、下山が決断します。

「描き直すと露木さんに伝えて下さい。」

それでもなつは、坂場に問いかけます。

「リアリティって、そっくりに描くことですか?アニメにしかできない動きをするから、ワクワクするのでは?」

坂場は正直に言います。

「現実らしさか、アニメにしかできない表現を追及しているのか、みなさんがやろうとしていることが自分にはまだわかっていない。」

坂場が部屋を出ると、堀内が妙に納得しています。

「東洋動画の問題点をズバリ指摘した。時代劇にディズニーの要素を入れた会社の方向性が、僕にもわからなかった。」

仲たちも聞いていました。

「新人も堀内も正しい。アニメの作り方に明確な方法はまだない」、と仲。

井戸原も言います。

「ディズニーの原則も古くなっているのかもしれないね。」

「新しい表現をここで見つけていくしかない」と下山。

制作課では、プライドの高い絵描きたちをよく納得させたと、露木が感心していました。

アニメは何でもできるから、やりたいことがわかってないと。

自分に問いかけるなつでした。

72話あらすじネタバレ

なつが、アニメーターとしての方向性に悩んでいた頃、雪次郎が「赤い星座」の入団テストを受けていました。

「川村屋」に、なつが桃代を連れてやって来ました。

坂場が来ていて、奥の席で本を読んでいます。

新宿に本を買いに来て、すぐ読みたくて「川村屋」に入ったと言う坂場ですが、普通の世間話が続きません。

食べていたカリーパンのカリーが本の上に落ちてしまいます。

「不器用なので、僕には絵は描けません。」と坂場。

なつが尋ねます。

「絵を描かないのに、どうしてアニメを選んだのですか?」

坂場は「アニメは子供だけでなく、大人にも夢を与えると思ったからです。」と答えます。

坂場は、アンデルセンの童話をもとに戦争を描いたフランスのアニメのことを話します。

子どもが見てもわかる語り口で、抑圧から自由になる話を作っていた。

そうしたアニメの可能性は、残念ながらまだ世の中には認められていない、と坂場は言います。

「アニメにしかできない表現って何だと思いますか」なつは聞いてみました。

坂場が答えようとした時、心配そうな表情で光子がなつを呼びにきました。



「川村屋」の事務室に呼ばれたなつは、雪次郎が芝居をやりたいから急に辞めると言い出したと聞かされます。

なつは慌てて、雪次郎の部屋に行きます。

試験に受かったら役者になりたい、と雪次郎。

「まだ結果も出てないのに、辞めるの?」

なつも試験前に酪農を辞めたから同じだと雪次郎が言います。

ただ、雪次郎の場合は店を継ぐ兄弟がいないからほんとうに裏切ることになる。

「だから、まだ帯広の家族には話していない。それでも俺はやりたい!」

なつは、絶対にダメと言い、咲太郎のところに連れて行きます。



「風車」には煙カスミとレミ子も来ていて、雪次郎の決断をたたえます。

「絶対にダメ!」なつは引きません。


スポンサーリンク


まとめ

ドラマ「なつぞら」12週目(67話〜72話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

千遥とは再会できませんでしたね…。

見つかるといいなと思いました。

新たな漫画映画では麻子の描いた常盤御前が怖すぎて強烈でした!

元警官時代の下山のエピソードも印象に残りましたね。

初登場の坂場は将来大物になる予感がします。


1話からすべてのあらすじをまとめています!



「なつぞら」キャスト情報