ここでは、朝ドラ「なつぞら」1週目のあらすじをネタバレで紹介しています。

2019年4月1日スタートの「なつぞら」は朝ドラ100作品目の記念作品。

主人公・奥原なつは戦争で両親を亡くしてしまいます。

北海道・十勝の酪農一家の婿養子・柴田剛男に引き取られ、必死に生きていきます。

今回は、ドラマ「なつぞら」1週目のあらすじをネタバレで紹介していきます。


1週目から最終週まで更新中!

目次


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「なつぞら」1週目のあらすじネタバレ「なつよ、ここが十勝だ」

1話

昭和30年8月夏。

北海道・十勝の平原で絵を描く18歳の奥原なつ(広瀬すず)。

そこへ佐々岡信哉(工藤阿須加)がやってきます。

なつは信哉を見て東京の大空襲があった日を思い出します。

母親と逃げていたのですが、途中で見失ってしまいます。

なつは避難所の学校までたどり着きますが、そこで焼けた建物が倒れてきます。

危ないところを男の子が間一髪助け、てプールに飛び込みます。

その男の子こそが信哉でした。



昭和21年6月。

戦争が終わった翌年の初夏。

なつ(粟野咲莉)は柴田剛男(藤木直人)に連れられて初めて北海道の十勝にやって来ました。

剛男の家は、しばた牧場。

苦労して荒地を切り開いた開拓者の一家でした。

剛男が帰宅すると、妻の富士子(松嶋菜々子)と3人の子供たちは大喜び。



なつが風呂にはいっている間、剛男はなつを連れてきた理由を話し始めます。

なつの父親と剛男は戦友で、お互い亡くなったほうの家族に手紙を渡す約束をしていました。

終戦後、生き残った剛男は父親の家のある東京に行きますが、そこには家はありませんでした。

なつは3人兄弟で、子供たちは無事でしたが、母親は空襲で亡くなっていました。

なつたち兄弟は3人でいきていたのですが、剛男は放っておけなく、なつを連れてきたのでした。

剛男の話に困惑する富士子と父・泰樹(草刈正雄)。

富士子は剛男の説得に受け入れますが、泰樹は厳しい意見を言い納得がいかない様子でした。

風呂から上がってきたなつは富士子に服を着させてもらいます。

そして、思わず富士子に抱きつくのでした。

2話

剛男の説得により妻の富士子は、なつを受け入れる決意します。

しかし、剛男の娘・夕見子(荒川梨杏)は富士子がなつに優しく接することが気に入りません。

学校にも通うわせようと考えていた剛男たちでしたが、なつは牧場で働きたいとお願いをします。

すると、泰樹はなつの発言に意外な反応を見せるのでした。

そして、その覚悟を受け入れ働かせることを決めるのでした。

3話

酪農の仕事を手伝うこととなったなつ。

柴田家に来て数日がたったなつは、ここで働くことを決心します。

朝4時から始まる酪農の仕事。

牛にあいさつをして搾乳する剛男たちの様子をみるなつ。

放牧して牛たちが出ていくと、牛舎の中をきれいにそうじをします。

富士子は剛男に学校に行かせずにいいのか聞きますが、剛男はなつの様子を見て自分にはその気持ちがよくわかると言います。

糞出しが終わると新しいわらを敷きます。

その様子を泰樹はそっと見守ります。



それが終わるとやっと朝食です。

おいしそうに食べるなつ。

朝食が終わると畑仕事が始まります。

ジャガイモや豆を育てる柴田家で、牛乳を泰樹が運びます。

夕方、帰ってきた牛たちの乳しぼりが待っています。

牛にそっと触れるなつを見守る剛男たち。

夕飯の時、疲れてなつは寝てしまいます。

富士子はそんななつを見て泣き出してしまいます。

「かわいそう」と泣き出す富士子に謝るなつ。

寝ている剛男たちの部屋に怒って夕見子が入って来ます。

なつのいびきがうるさすぎて眠れないと言い、泰樹の部屋に行くと、泰樹もいびきが大きくて夕見子は困ってしまいます。



日曜でも休みなく働く柴田家の人々。

搾乳の様子を観察していたなつに、泰樹は乳しぼりをさせます。

そっと牛の乳に触れるなつ。

泰樹から教わり、なつはやさしく乳を搾っていきます。

するとどんどん出てきます。

上手に絞るなつに驚く剛男たち。

泰樹もうれしそうに見守ります。

その様子を外で見ている剛男の長男・照男(岡島遼太郎)。

照男はなつのほうが自分よりもさきに搾乳をさせてもらったことに嫉妬しています。

剛男は照男や夕見子になつを連れてきた理由を説明し、なつと仲良くしてほしいと頼みます。

その頃、泰樹となつは馬車に乗っていました。

4話

泰樹がなつを連れて行ったのは、帯広の闇市でした。

なつは闇市で長靴を買ってもらいます。

そして泰樹はなつが東京でどんな生活をしていたのかを聞きました。

妹と靴磨きをしていたこと、新聞を10銭で買って20銭で売ったこと、でも盗みだけはしなかったと、なつは話します。

そして兄と妹の行方についても。



一方、牧場では剛男が夕見子に、なつを連れてきた理由を話していました。

「夕見子がいるからあの子を連れてきたんだ」。

自分が死んで夕見子が孤児になっていたらと思うと、なつを置き去りにできず、ここまで連れてきてしまったと語ります。

なつを受け入れてほしいと剛男はやさしく語りかけます。

自分がなつを受け入れたら、なつの人生をより良い方に変えることができるかもしれないと思いをめぐらし、夕見子は「わかったよ」と答えるのでした。



闇市を出た泰樹は顔なじみの和菓子屋「雪月」に行きます。

二人を出迎えた女将・とよ(高畑淳子)は、泰樹が孫の夕見子を連れてきたと早とちり。

トンチンカンなやりとりがしばらく続き、やっと泰樹が孫ではなく「わしの弟子だ」と紹介するのでした。

泰樹が手土産にもってきた牛乳と卵で、店主の雪之助(安田顕)がなつのためにアイスリームを作ってくれました。

「おまえが絞った牛乳からできたアイスクリームだ。ちゃんと味わって食え、うちのもんには内緒だ」と泰樹。

そして「言い合える相手がいるだけで人は恵まれている」と、泰樹はなつに生きぬく気構えを説きます。

「頑張ればいつか報われる。人は、他人をあてにするものは助けないが、逆に自分で頑張ってる者を助けたくなる。人をあてにせずにがんばったから、このアイスクリームがもらえたのだ」と。

「あやまることはない。堂々としていろ。堂々とここで生きろ」

泰樹が励まします。

涙をにじませて食べるなつ。

とてもきれいな夕空を見ながら二人は家路をたどるのでした。

5話

寝床の準備をするなつに夕見子が自分の服を数着さし出します。

「これあげる」「ありがとう」

二人はほほえみ合って床につくのでした。

翌朝、牛舎に現れたなつに「乳搾りが終わったら今日は学校へ行け」と泰樹が言ったのです。

なつも学校に通うことになりました。

初日は剛男が学校に付き添います。

連れだって登校するなつたちを、牧場の仲間が手を振って見送ります。

泰樹がぎこちなく手を振るのをみて仲良くなったのかと驚く夕見子と照男。

登校中は乳搾りの話題です。

乳搾りが面白いと言うなつと、そんなん面白くないと言う夕見子。

夕見子は牛乳が嫌いなのでした。

そして、自分はまだ乳搾りを教えてもらってないと嘆く照男。

いつでも教えてあげると、剛男がフォローします。

校長先生たちに剛男は事情を説明しました。

いずれ自分の兄妹たちと暮らしたいだろうから、養子にはせず籍を入れずに自分の子として育てることにしたことを。

なつはクラスメートに紹介され、夕見子の隣りに座ることになりました。

夕見子が教科書を開いたり、世話をやいてくれます。

休み時間になると、みんながなつの周りに集まって来て、東京でどんな生活をしていたのか矢継ぎ早に聞きたがりました。

なつは、家が焼け出されたことや孤児院に入る前は浮浪児だったこと、親切な夕見子の父が引き取ってくれたことを正直に話すのでした。

しかし、浮浪児と聞いて、ばい菌や怖い病気を怖れた生徒たちは引いてしまいます。

夕見子がかばっても生徒たちは、病気じゃないなら証拠を見せろと迫ります。

そんななつを助けてくれたのは天陽でした。

天陽の一家も戦後この地にやって来ていたのです。

「病気だったらその子はとっくに死んでるよ」

東京と北海道がどれだけ遠いか考えてみろと言われ、みんな納得するのでした。

次の授業が終わり、なつは天陽の席にお礼を言いに行きます。

天陽は馬の絵を描いていました。

もう死んだ馬で、大好きだった馬。

生き生きとした絵でした。

「絵では生きているようにしないと、思い出すことにならない」

きらきらした笑顔で天陽は語るのでした。

帰り道。

なぜ怒らないのかと夕見子が怒ります。

なぜ夕見子が怒るのかと突っ込むなつ。

なつが正直に話すだけで言い返さないのが夕見子はじれったいのでした。

家に着くとちょうど郵便配達の人が帰るところでした。

なつは追いかけて、手紙を出す方法を尋ねます。

明日出してあげると郵便屋さんが約束してくれました。

けれどしょんぼりと家に入るなつ。

郵便代を心配しているのです。

言いにくそうに10銭貸してほしいとたのむなつに、富士子は言います。

今はこの家の子として暮らしているけど、実の兄も妹もずっとなつの家族なんだ、と。

「だから家族のことをいつも思っているなっちゃんのままでいてほしい。いくらでも手紙書きなさい、出しなさい。お金のことは気にしなくていい。」

なつは久しぶりに亡き父の手紙を開きます。

そこには懐かしい家族の絵が描かれていました。

手紙をくれない兄の事情もわからないまま、恋しく思うなつでした。

6話

なつは東京の兄に手紙書きました。

元気です、兄ちゃんに会いたい。

孤児院の生活は大変だろうと兄を気づかいながら、妹を預かったおじさんの住所を教えてほしいとつづります。

まだ字の読めない千遥(ちはる)にも手紙を書きたいのでした。



翌朝、子牛が生まれました。

出産の様子を見守っていたなつは感動しています。

さっそく初乳をしぼるという泰樹の言葉に驚きました。

「乳も出して、子供も産むんだね。牛さんて大変だね」

子どもを産むから乳がでるんだ、人間の母親といっしょだよと菊介に教わります。



学校では算数の授業です。

後ろの席の天陽が気になってつい見てしまうなつを先生が指名しました。

「なつさん、この答えは?」

なつは慌てます。

「10銭です!」と答え、お金のことを考えてると大ウケ。爆笑です。

10「銭」じゃないけれど、10は正解でした。

休み時間になつは天陽の絵を見に行きました。

天陽はまた馬を描いています。

子牛が生まれたことを話し、馬しか書かないのかと問うなつに、なぜそんなことを聞くのかいぶかしがる天陽。

馬は悪くないけど、他の絵も見たいのだと伝えます。

自分の父も絵が上手だったけどもういないから、新しい絵を見ることができないからだとなつが話していると・・・

窓から急に風が吹き込み、天陽の絵のノートがパラパラめくれました。

ぱらぱらマンガ状態になったのです。

なつはすっかり魅了されます。

ノートを借りて、自分で何度もめくります。

「まるで馬があばれているみたい」

鳴き声まで聞こえるようでした。



下校後、約束した郵便屋さんがなつの手紙を預かりに家に来てくれました。

返事が来たら教えてほしいと頼