ここではドラマ「グッド・ドクター」(日本版)2話で出てきた「養育里親制度」について紹介しています。

2話のラストで、赤ちゃんの母親の女子高生に夏美先生が「養育里親制度」のパンフレットを渡していました。

里親制度というのは実際聞いたことがあるのですが、どんな制度なのか詳しくはわかりません。

ここでは「グッド・ドクター」2話で出てきた「養育里親制度」について調べてみたいと思います。


目次


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養育里親制度とは?


養育里親制度とは、里親制度の中の種類の1つです。

里親制度というのは、厚生労働省のホームページに次のように説明がされていました。


 里親制度は、さまざまな事情により家庭での養育が困難又は受けられなくなった子どもたちを、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下で養育する制度です。
 家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図ります。


また、里親には種類があって、それが次の4つです。

養育里親
専門里親
養子縁組里親
親族里親


「グッド・ドクター」2話で出てきた「養育里親」とは、家族と暮らせない子供を一定期間、自分の過程に迎え入れて養育する里親のことです。

これだと養子縁組をするわけではないので、親の状況が良くなれば、子供を迎えに行くことができます。

里親=養子縁組というイメージが強かったので、里親にも色んな種類があるのを初めて知りました。

ちなみに、専門里親というのは、養育里親のうち、虐待や非行、障害などの理由で専門的な援助を必要とする子供を養育する里親のこと。

親族里親は、実親が死亡、行方不明などにより養育できない場合に、祖父母などの親族が子供を養育する里親のことです。

親族里親は孫を子供にするという感じでしょうね。


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夏美先生が養育里親制度を紹介した理由は?


2話では女子高生・菅原惟菜(山田杏奈)が赤ちゃんを出産しますが、低出生体重児として産まれ、さらに腸のほとんどが壊死状態という危険な状況でした。

しかも、父親の男性が誰かわからず、唯菜の家庭も母子家庭で、母親(黒沢あすか)が足を怪我をしていて満足に働けない状況のため赤ちゃんを育てる余裕がありません。

そんな状況で母親は娘に赤ちゃんを里子に出すことを条件に、命の危険にある赤ちゃんの手術に同意することを約束しました。



赤ちゃんの手術は、高山先生(藤木直人)の技術と湊先生(山崎賢人)の知識のおかげで成功します。

しかし、唯菜は赤ちゃんと離れてしまうことになってしまい、悲しく涙をするばかりです。

それを見かねた夏美先生(上野樹里)は、なにか赤ちゃんと一緒に暮らせる方法はないかと調べます。

そして、唯菜の退院の日。

赤ちゃんを見つめる唯菜に夏美先生が渡したのが「養育里親制度」の資料でした。

唯菜は赤ちゃんと暮らせる可能性を知り、少し元気になります。

赤ちゃんにひとときのお別れを言いに行くと、赤ちゃんの保育器に唯菜の似顔絵が。

その似顔絵は、湊先生が赤ちゃんのお母さんである唯菜を、いつでも見られるように書いたのでした。


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終わりに

グッド・ドクター2話で出てきた「養育里親制度」について紹介しました。

「赤ちゃんのお母さんは唯菜」だけ。

湊先生が言った言葉も夏美先生が動いたきっかけの一つだったかもしれません。

その結果、養育里親制度というものを知った唯菜が希望を持てたことは赤ちゃんにとっても何よりですよね。

湊先生のピュアな心が少しずつ周りに良い影響を与えていっている気がします。