ここでは、朝ドラ「なつぞら」23週目(133話〜138話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

なつは、坂場から一緒にテレビ漫画を作ろうと声をかけられます。

一方、十勝では天陽が体調を崩し入院していました。

天陽は病院を抜け出し一枚の絵を描くのですが…。

天陽のモデルとなっている人物は早くに亡くなってしまいます。

天陽も死んでしまうのでしょうか?

今回は、ドラマ「なつぞら」23週目(133話〜138話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。

目次


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「なつぞら」23週目のあらすじネタバレ「なつよ、天陽くんにさよならを」

133話あらすじネタバレ

夏になり、「魔界の番長」の放送が始まりました。

優は途中で目を覆い、「怖い、見たくない」とテレビから離れました。

なつの仕事場に神地がやってきます。

「テレビはどんどん変な方に向かっている」と、神地。

テレビ漫画は人気で、よくできているから「魔界の番長」もヒットはするだろうと言います。

神地たちの映画はテレビ漫画の映画版と抱き合わせで公開されています。

会社もテレビ漫画に力を入れていて、神地もテレビ班に回されそうです。

「どうせテレビ漫画をやるなら、マコプロでやりたい。いつか、世界中の人が驚くような日本のアニメ映画を作りたいんだ」

神地も「マコプロダクション」に移ることになりました。

仲間をどんどん引き抜いていく麻子。

「マコさんは魔界の魔王だわ。東洋動画を破滅させる気?」

なつは一久に愚痴ります。

一久は、なつも「マコプロ」に来てはどうかと、一冊の本を見せます。

「大草原の小さな家」というアメリカ開拓時代の一家の話です。

「これをアニメ化したい」

それにはなつの力が必要だと、誘います。

面白そうですが、なつは仲たちを裏切るわけにはいきません。

十勝では、天陽が退院して大きな馬の絵を描き始めていましたが、また体調を崩して帯広の病院に再入院。

しかし天陽は退院を待ちきれず、自転車で勝手に帰宅します。

一刻も早くアトリエの馬の絵を完成させたくなったのです。

子供たちは喜びますが、家族は驚き心配します。

「朝になったら病院に戻ってね」と、靖枝。

「靖枝と結婚してほんとによかった。俺は俺でいられる」

靖枝を抱き寄せ、ここにいてくれと頼みます。

勇壮な馬の絵を描き終え、朝を迎えました。

なつはまだ夏休みを取れないでいました。

夏はもうすぐ終わろうとしています。

134話あらすじネタバレ

馬の絵が完成していて、靖枝は驚きました。

天陽は、病院に戻る前に畑を見に出かけます。

「退院する頃には芋掘りだ。ちょっと見て、すぐ戻る。おふくろと子供たちをよろしく頼む」

天陽はジャガイモ畑の土の温かさに触れ、麦わら帽子を投げます。

そしてそのまま畑に倒れてしまいました。



翌日、美術部の洋平がテレビ班を訪ね、なつに知らせます。

天陽がその日の朝早く死んだことを。

「僕もまだ信じられないんだ…」



9月になってなつは夏休みを取り、優を連れて北海道に帰郷しました。

多忙に加え、天陽の死の現実を知るのが怖くてすぐに戻れませんでした。

天陽の葬式の様子を菊介たちが話してくれます。

新聞社やテレビ局も来ていて、天陽が画壇の著名人だったことを近所の人たちは改めて知ったのでした。

3年ぶりの優は、柴田家のみんなに可愛がられます。

優は馬に乗りたがっていましたが、柴田牧場にもう馬はいません。

トラクターを使う時代になり、馬は売ってしまったのです。

山田家の畑を開墾した時にやって来た天陽の馬も昨年亡くなりもういません。

牛舎には、ミルカーという搾乳機が入っていました。

夜、なつは富士子に仕事を辞めるかもしれないと話します。

優と一緒にいる時間を大事にしたいのです。

「自分が何をしたいのかわからなくなって…、少し疲れてしまった」

旅行鞄には、一久に渡された本「大草原の小さな家」を入れてきました。

翌日、なつは山田家を訪ね、天陽の遺影に手を合わせます。

アトリエを見せてもらいました。

馬の絵であふれていました。

優が「ほんものだ、ほんもののお馬さんがいるよ」と言います。

前足を高く上げベニヤ板から飛び出しそうな馬の絵。

天陽の遺作でした。

※放送後に追記します。

135話あらすじネタバレ

天陽が描いた馬を、動かないのになぜ本物と思うのか、なつは尋ねます。

「だって、絵を動かすのはママのお仕事でしょ?」

優の言葉に、なつは泣き崩れました。

正治とタミが、最後の夜のことを語ります。

天陽は、退院が決まり待ちきれずに戻ったと言っていましたが、退院の予定はありませんでした。

医者は天陽の命に終わりが近づいていることを、いつ告げようか考えていたのです。

天陽は自ら悟り、家族のもとに、最後の絵を描きに戻ったのでしょう。

正治たちは離農を考えています。

絵を売れば、天陽の子供たちが生活に困ることはありません。

しかし靖枝は、ここから離れない、絵も売らないと言います。

「家族のもとに戻り、自分の畑で亡くなったんです。土に自分の命をまくために帰って来たとしか思えません」

「じいちゃん、僕が働く!」

「私も働く、ここにいたい!」

道夫と彩子の言葉は、少年天陽の言葉そのままでした。

正治もそれが天陽の遺言だと納得し、一緒に働く決意を固めます。

畑で天陽を思い出している靖枝のもとに、泰樹がやって来ました。

「天陽に会いに来た。天陽はずっとここで生きている」

アトリエでは、洋平が見舞いに行った時の天陽の言葉をなつに話します。

「兄ちゃん、売るために絵を描くことも、家族のために狩りをしていると思えば自然なことだよ。」

なつは、天陽の自画像と対話します。

「アニメーターを辞めたいと悩んでいるならもう答えは出ているだろう?優ちゃんの言葉だ」

絵を動かすのはなつの仕事だと優は言っていました。

優のために狩りをすればいいのです。

「どこにいてもキャンバスでつながっている」

そう言って送り出してくれた天陽の言葉を思い出します。

これからも頑張れと励ましているようです。

「ありがとう天陽くん」

136話あらすじネタバレ

なつは、優を連れて「雪月」を訪ねました。

優がおいしいと言うと、雪見が喜びます。

店には天陽の風景画が今も飾られています。

天陽は、ずっとみんなのそばにいるような気がするのでした。

幸之助が、なつに見てもらいたいものがあると言って、「雪月」の新しい包装紙を奥から持ってきました。

天陽に依頼したものでした。

女の子が小高い丘から十勝の町と草原を見渡している絵が描かれています。

この絵を持ってきた時の天陽との会話を、幸之助が語ります。

この女の子はなつかと幸之助が聞くと、天陽はこう答えました。

なつのような開拓精神を受け継いでたくましく生きている女の子が北海道にはいっぱいいる。

「そういう出会いを雪月のお菓子に込めたいと思った」

天陽は「雪月」の菓子をこの包装紙に包んでなつに送ってあげてほしいと頼んだのでした。

なつがくじけそうになった時に。

「雪月のお菓子がたくさんの人を喜ばせるように、なっちゃんもたくさんの人をよろこばせるんだと思うはず」

天陽からなつへのエールでした。

妙子が菓子を包装紙に包み、なつに渡します。

「東京のなっちゃんへのお土産だ」と、幸之助。



帰宅すると弥一郎が来ていました。

「天陽の人生には長いも短いもない。作品そのものになって、そこにいる。うらやましい」と、言います。

天陽の生きざまを、皆でしみじみ語り合いました。

その夜、なつは「大草原の小さな家」を優に読み聞かせます。

優が眠った後、スケッチブックを開き、天陽の包装紙を傍らにおいて絵を描きました。



朝になり、優がなつの絵を見つけます。

「大草原の小さな家」のキャラクターたちが、場面ごとに描かれていました。

「これ、昨日のお話でしょ?優ちゃんこれ見たい!」

なつは、急いで東京に電話します。

137話あらすじネタバレ

なつは、東京の一久に電話しました。

「あの企画、私にやらせてほしい」

「大草原の小さな家」を自分がやりたくなったことを伝えます。

もう少し北海道にいる予定でしたが、すぐに東京に帰ることにしました。

土曜の晩、明美が札幌から帰って来て食卓を囲みます。

明美は希望通り、放送局で働いています。

まだどの部署も男だらけの職場でした。

「柴田家の女たちは強い!」という話題で盛り上がります。

なつは家族たちに、仕事を続けると決めたことを話します。

「ほんとうはもう仕事を辞めてもいいかなと思ってたけど、天陽くんと話しててまたやりたくなった。やると決めた」

砂良は、千遥がどこかでなつの作品を見て安心してるはずだと言います。



一久は企画書を書き上げて、麻子に提出しました。

なつがこの作品をやる気になったことを伝えます。

麻子は喜びました。

一久は、「大草原の小さな家」を原案として新しい話を生み出そうとしています。

なつが今手がけている作品が終わったら、こちらに移ってくると知って、「マコプロダクション」の仲間たちも沸きます。



その日の夕方、なつと優が戻って来ました。

一久が、天陽の包装紙をみつめます。

「その絵とあの物語が重なって、描いてみたくなったの」と、なつ。

一久は、天陽に頼まれた言葉を思い出します。

「アニメの世界は僕にはわからないから、なっちゃんをよろしく」

なつは、天陽の遺作の馬を見た優が、本物だと言ったことを話します。

「本物だとよくわかったね」と、一久が優をほめます。

優を寝かしつけると、一久はなつに企画書を見せました。

「北海道を舞台にした物語を作ってみたいんだ」

138話あらすじネタバレ

一久は、北海道の開拓者の話にする構想を語ります。

「日本にも、日常を生きている開拓者がいることを伝えたい」

麻子は、なつが作画監督を引き受ける条件で、必ず企画を通すと約束してくれました。

下山や神地も賛成しています。

なつに異存はありません。

「この絵を、君が受け継ぐんだ」

一久が天陽の包装紙を見つめます。



昼休みに、なつは仲に会社を辞める意志を話します。

「よそで、どうしてもやってみたい企画があるんです」

仲や仲間の助けでこの会社で仕事を続けられるようになったのに、裏切ることになって申し訳ないと謝ります。

仲は裏切ろうという意図がないのなら、その選択は裏切りではないと理解を示します。

「もう一つの会社にこだわるべきじゃない。一つの作品にこだわるべきだ」

なつは、仲の弟子になってよかったと、心から感謝します。

次に、山川社長に退職願を出しに行きました。

「純粋に私のわがままです。どうかお許し下さい」と、なつは頭を下げます。

話を聞いた佐藤製作部長が、慌ててテレビ班の作画室にやって来ました。

「困るよ、君は大事な戦力なんだから」

「魔界の番長」の最後まで続けてくれることを確認します。

なつは、そのつもりです。

堀内が作画監督を自分にやらせてもらえないかと願い出ます。

「代わりは務まりませんが、穴を埋めることはできると思います。

なつも推薦します。

堀内に少しずつ引き継ぎできる体制が整いそうです。

なつは「マコプロ」に移ることになったことを仲間に話しました。



優を「風車プロダクション」に迎えに行き、咲太郎と光子にも、新しい作品に取り組むことになったと報告します。

優は、あの話ことだと喜びます。

こうしてなつは、翌年の3月まで東洋動画で働きました。


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23週目のあらすじネタバレまとめ

ドラマ「なつぞら」23週目(133話〜138話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

ついに天陽くんが逝ってしまいました。

作品が残るのは幸せなことで、靖枝さんがいてくれてよかったですね。

また、なつが東洋動画を辞めることになったので、仲さんとの別れが寂しいですが、新たな作品に向けて推してくれた仲さんはさすがでした。

そして、明美が夕見子以上に頼もしくなってましたね!


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