ここでは、朝ドラ「なつぞら」17週目(97話〜102話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

夕見子の恋の行方は泰樹が上京したことで解決しました。

時は流れ、1963年。

なつはテレビ漫画に挑戦します。

今回は、ドラマ「なつぞら」17週目(97話〜102話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。

目次


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「なつぞら」17週目のあらすじネタバレ「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」

1963年、なつ(広瀬すず)は優秀な女性アニメーターとして注目されていた。

その実力を買われ、坂場(中川大志)と一緒に新設されたテレビ班に行くように仲(井浦新)から命じられる。

「鉄腕アトム」が大ヒットしたのを受け、東洋動画は本格的にテレビ漫画に進出することになった。

映画に未練を感じる坂場を励ましつつ、なつはテレビの世界に飛び込んでいく。

テレビ特有の効率優先のアニメ作りに戸惑いつつも、なつは新たな表現の開発に取り組む。

97話あらすじネタバレ

1963年(昭和38年)の夏。

なつは、東洋動画初の女性アニメーターになっていて、雑誌の取材を受けました。

「風車」では、なつの記事が載った週刊誌を亜矢美が大量に買いこんでいます。

なつは、千遥がどこかで読んでくれていたらいいと思います。

今では、ポスターにもなつの名前が載るようになっていました。



咲太郎のプロダクションも順調で、四谷に事務所を構えています。

雪次郎も、コメディドラマの気の弱い夫の吹き替えが当たり役になっていました。

一方で雪次郎と蘭子が恋仲だと、劇団内で噂になっています。

なつは噂はほんとうかと聞き出しますが、役者としての蘭子が好きなだけで、噂されているような仲ではないと、雪次郎は否定。

雪次郎は昔のままだと安心するなつでした。



東洋動画の会議室に、なつは茜と共に呼び出されす。

手塚プロが作ったテレビ漫画「鉄腕アトム」が大ヒットしていました。

東洋動画でもテレビ漫画を作ることになり、なつと茜にテレビ班に専念してもらいたいとのことです。

坂場も演出家としてテレビ班の仕事をします。

「百獣の王サム」は、コマーシャル班のアニメーター猿渡が持ち込んだ企画でした。

ジャングルでライオンに育てられた人間の子供がトラブルを解決していく物語です。

「おもしろそう」と、なつ。

作画課長の仲が、東洋動画らしいテレビ漫画を作ってほしいと言います。

テレビ漫画は低予算で時間もない中で、鉄腕アトムは大ヒットしています。

坂場が質問します。

「仲さんはあれをアニメーションと認めていますか?あれは東洋動画らしいアニメとは思わない…」

「あれはフルアニメーションではないと思っている」と、仲。

「それでも作る価値があると思いますか?」

坂場が真剣に尋ねます。

98話あらすじネタバレ

連続テレビ漫画は、フルアニメーションではなかったのです。

静止画を使ったり、動画を減らすなど工夫されていました。

その手法に慣れてしまったら日本のアニメはどうなるのかと坂場は危惧します。

「それでもやる価値はある。子供たちにはフルアニメかどうかは関係なく、面白いかどうかだ」と、仲。

フルアニメーションの良さは長編映画で守って行くので、安心してテレビ漫画に専念してほしいと説得されます。



中庭で落ち込んでいる坂場に、なつが話しかけます。

露木のもとでは、若手が次々に演出に抜擢されているのに自分は呼ばれないと、坂場はくさっています。

なつたちと作った短編映画も公開されないままです。

「一緒に長編を一本作りたかった」と坂場。

露木が話を聞いていました。

「テレビ漫画に君を抜擢したのは私だよ」

新しい環境で演出家になった方が伸び伸びできると思ったのでした。

理屈っぽい坂場はアニメーターから嫌われ、会社からも煙ったがられています。

「嫌われる勇気は芸術家に必要だ。チャンスだと思って根性を見せろ!」と露木が励まします。

そしてなつに、内助の功で坂場をしっかり支えるように言います。

「内助の功?!」なつが驚きます。

噂になっているよ、と露木。



劇団「赤い星座」では、「かもめ」の配役が発表されていました。

アルカージナに蘭子、トレープレフ役に雪次郎の名が発表されると、団員たちが異議を唱えます。

私情で決めたのではないか、納得できる説明がないと協力できないと言います

「無理に参加してもらうことはない」と、蘭子がばっさり。

団員たちは雪次郎に、一緒に新しい劇団を作らないかと誘います。

雪次郎は断り、団員たちは去っていきました。



「風車」では、みんなが雪次郎の心配をしています。

99話あらすじネタバレ

雪次郎から話を聞くなつとレミ子。

レミ子も劇団に残ります。

なつも、テレビアニメを作ることを報告します。



「百獣の王子サム」の作画作業が始まりました。

テレビの作り方は映画とは違います。

猿渡がアドバイスします。

数本の流れる「線」を原画と組み合わせ、速く走る動きを出すのです。

サムの原画を描くなつ。

サムは動かず、うるんだ涙だけで泣いている姿を表現します。

「単純な動きでも登場人物の動きは伝わる」と、坂場が感心します。

歌舞伎を例にあげ、人物の個性の合わせてメリハリをつければ省略された動きでも伝わり、表現としての妥協はない。

坂場は、このやり方に活路を見出したようです。

京都の撮影所からテレビ班に呼ばれた制作進行の荒井が、うどんを運んで来ました。

「ほ〜い、うどん作ってきたから食うてや」

職場が和みます。



「赤い星座」では、残った劇団員で稽古が始まりました。

無駄な動きが多いと注意される雪次郎。

居残りで母親役の蘭子から稽古を受けます。

何度もダメ出しされて休憩。

初めて蘭子の芝居を見た時に「アマチュア精神を感じる」と言った理由を聞かれます。

雪次郎は、演劇部の顧問倉田からアマチュア精神が大事だと指導されたことを話します。

「普通の人間としてしゃべれ、本物の役者とはそういうもんだ。」

蘭子の芝居を見た時に、倉田の教えがほんとうだったと思ったと伝えます。

蘭子も、亡き先輩がアマチュア精神を忘れるなと言っていたと話します。

戦時中その人は移動演劇隊員で、原爆が落とされた日に広島にいました。

同じ言葉を語る雪次郎に、頑張ってほしいと激励します。



雪次郎たちの「かもめ」が初日を迎えました。

坂場や茜を誘い、なつが観に来ました。

咲太郎と派手な帽子をかぶった亜矢美、光子も来ています。

100話あらすじネタバレ

「かもめ」の初日の公演が終わりました。

楽屋を訪ねる一同。

蘭子が雪次郎を、もう自分の共演者だと認めました。

光子も、雪次郎の両親に安心してもらえると喜びます。



「風車」では演劇談義が始まります。

なつたちが舞台を誉める中、坂場が本音を語ります。

蘭子の芝居は素晴らしかったが劇団としての新しい意欲を感じない。

このままでは蘭子の芝居を見せる劇団で終わる。

雪次郎が腹を立てます。

雪次郎が劇団を変えていくきっかけになればいいと言う坂場。

「共演者で満足するなってことだな?そうすれば辞めた劇団員を見返せる」と言って、咲太郎が場を落ち着かせます。

「そう言えばいいのに」と、なつ。

いつも人の反感を買う言い方しかできない坂場に不満気です。

二人は仲がいいのね、と光子。

「ただの仲間です」と否定する坂場となつ。


坂場が帰った後、雪次郎がなつの気持ちを聞きます。

なつには坂場の気持ちがわかりません。

「そんな気がしたこともあったけど、仕事で必要とされてるだけ。一緒に仕事ができればいい」と言います。

好きなら自分から言えばいいのにと雪次郎。



「かもめ」の舞台は無事に最終日を終えました。

蘭子が雪次郎を自宅に誘います。

「打ち上げが終わったら、二人だけでお祝いしましょう。」

聞いていたレミ子が、なつに報告します。

蘭子は恋愛も自分の芝居の肥やしにするだけで、雪次郎が溺れたら潰れてしまわないかレミ子は心配なのです。



蘭子の家を訪ねた雪次郎が告白しています。

「蘭子さんをずっと好きでした」

芝居しかない女だという蘭子を、だから好きでずっと芝居を一緒にしていきたいと言う雪次郎。

「呼んだから勘違いさせたの?覚悟をしてここに来たわけ?」

「はい」と答えています。

101話あらすじネタバレ

雪次郎は、虻田たちから新しい劇団に誘われたことも話します。

蘭子と一緒に芝居をしたいから「迷わず断った」、と。

「蘭子さんを絶対に裏切りません!」

蘭子が笑いだします。

ここに呼んだのはダメ出しをするためで、芝居が下手過ぎてもう一緒にはできないと言います。

虻田たちと新しい劇団を一緒に作った方がいい。

「早く出てって!」

頭を下げて挨拶し、雪次郎は出て行きます。

涙声で歌いだす蘭子でした。



雪次郎は「風車」で、やけ酒を飲み、そのままカウンター席で眠ってしまいました。

朝、目覚めた雪次郎。

「蘭子さんを傷つけてしまったかもしれない」

虻田に誘われたことを言ってしまったからです。

誘われた時に、自分の力を買ってると言われたのが嬉しくて、実は少し迷いがありました。

その迷いを蘭子に見抜かれたのではないか。

そっちの仲間のところに行けと、蘭子に怒られてそう思ったのです。

亜矢美が、蘭子は嘘を言ったのではないかと言います。

雪次郎を新しい劇団に行かせるためです。

咲太郎も、そう思いました。

「新しい劇団でもやっていけると、蘭子さんは力を認めてくれたんだと思う」

「そうした方がいいよって、精一杯の愛情を示したんじゃないかな」と、亜矢美。

なつにはよくわかりません。

「自分と一緒にいて犠牲にしたくないと思ったのかな…」



雪次郎は、自分の正直な気持ちを整理してみると言って帰って行きます。

帰り際に、急に気づいたと、なつに言います。

「亜矢美さんは、咲太郎さんのこと好きなんじゃないか?」

変なこといわないでよ、となつ。



なつたちのテレビ漫画への挑戦は続きます。

「この時のサムは誰に対して怒ってるんですか?」

坂場のチェックが相変わらずめんどうです。

102話あらすじネタバレ

日曜日の夕方に、なつたちのテレビ漫画の放映が始まりました。

画面に、原画制作者として猿渡となつの名前が出ます。

柴田家でも見ていました。

泰樹も、照男の息子(地平)も見て喜んだと、富士子が電話でなつに伝えています。

テレビ漫画制作は、それほど順調でもありません。

坂場が動画の枚数を増やせと半端ない要求をして、制作進行の荒井を怒らせていました。

「あんたの要求を聞いて、放送できなくなったらもともこもない!」

なつが、枚数を少なく抑える提案をします。

虎の乱闘シーンでは、土煙だけを動かし、土煙の中から虎たちの絵を時々出して争っている様子に見せます。

サムが虎をやっつける場面では、大きな星を描いてダメージを与えたことを強調してはどうかと。

「それはいいアイデアだ」と、猿渡。

猿渡からヒントをもらったのだと、なつ。

暴力シーンを子どもに見せたくないので、一石二鳥です。

荒井が感心し、坂場も納得します。

雪次郎は、「雪月」に戻りました。

突然の帰宅に家族は驚き、喜びます。

雪次郎は、店内に貼ってあった「かもめ」のポスターを剥がします。

「クリスマスケーキを作るべ。諦める時は潔く諦めろ言ったろ。」と、雪次郎。

「失敗したわけじゃない。もう悔いはないから決めたんだ。菓子屋に戻る」と、雪次郎。

中途半端な気持ちでは菓子屋になれないと言う雪之助に、雪次郎は、もう一度鍛え直してほしいと頭を下げます。

本気かと聞かれ、本気だと答える雪次郎でした。

雪次郎は天陽を訪ね、戻ることになったと報告します。

天陽が、相変わらずの屈託のなさで励まします。

「風車」では、雪次郎が北海道に帰ったことを、なつたちが蘭子に報告していました。

真剣に考えた上で、「開拓者になるなら菓子で」と、決めたのでした。


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まとめ

ドラマ「なつぞら」17週目(97話〜102話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

雪次郎はいろいろ大変な週でしたね。

そして、なつはアニメ漫画を苦労しながらも成功させます。

次週はいよいよなつが結婚!?


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