ここでは、朝ドラ「なつぞら」14週目(79話〜84話)のあらすじをネタバレで紹介しています。

雪次郎の件も解決し、なつはアニメーターとして仕事をこなしていました。

監督志望の坂場と仕事をするこになったなつですが…。

一方、十勝の柴田牧場に一人の女の子が訪れます。

それは誰なのでしょうか?

今回は、ドラマ「なつぞら」14週目(79話〜84話)のあらすじをネタバレで紹介していきます。

目次


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「なつぞら」14週目のあらすじネタバレ「なつよ、十勝さ戻って来い」

東洋動画で短編の漫画映画制作が決定した。

なつ(広瀬すず)と麻子(貫地谷しほり)は原画の担当に抜てきされ、監督志望の坂場(中川大志)と企画を考えることになった。

しかし、何でも勝手に決めてしまう坂場のやり方に、なつと麻子は不安を覚える。

一方、北海道の柴田牧場ではある女の子が訪ねて来ていた。

身分を明かさない彼女をなつの妹・千遥と察した富士子(松嶋菜々子)は、即座になつに電話をかける。

なつは会社を早退し、咲太郎(岡田将生)と十勝へ向かうが丸2日はかかる。

柴田家のみんなは必死に千遥を引き留めるが、彼女にはすぐに去らなければならない事情があった…

79話あらすじネタバレ・千遥が北海道の柴田牧場へやって来る

昭和34年5月。

麻子となつが、会議室に呼ばれます。

若手の育成を兼ねた20分の短編映画の原画を、麻子に任せることになりました。

なつの力も試したいので一緒に原画を、との意向です。

麻子は、断る理由はないと了解します。

喜ぶなつ。

演出部からもう一人加わるので、三人で企画から始めよとのことでした。

下山が監修という形でサポートします。

演出部からやってきたのは、坂場でした。



中庭で、話し合う三人。

坂場が、「話を作る能力ではなく表現力が求められているのだから、原作を立てよう」と話を進めます。

各自でやりたいもの見つけ、明日決めようと、1人で仕切る坂場に心配そうな麻子です。



一方、北海道の柴田牧場に若い女性がやって来ました。

母屋の庭を覗き、富士子と身重の砂良のやりとりをじっと見ています。

照男の声に驚き、バケツを倒して見つかります。

砂良に「おねえちゃん?」と尋ねます。

違うと聞いて、立ち去ろうとしますが、富士子が気づきました。

「千遥ちゃん?ここを探して来てくれたんでしょう?」

ここは奥原なつの家で、ずっと待っていたと言う富士子に、千遥がうなずきます。

「よく来てくれたわね。」



照男が知らせて、泰樹がやってきます。

なつの今までのことや近況を皆で聞かせます。

千遥も東京に住んでいました。

電話で知らせようとすると、「姉には知らせないで」と言う千遥。

無事だとわかったらそれでいい、会いたくないと言います。

不思議がる富士子たちですが、泰樹が話を遮ります。

「しゃべりたくないこともある。ここに来てくれただけでいいんだ。」

なつの家は千遥の家でもある、好きにしてればいいと気遣い、泰樹が牛舎を案内します。



富士子が東洋動画に電話します。

何事かと驚くなつ。

「今、千遥ちゃんが家に来てる」

80話あらすじネタバレ・なつと千遥が電話で再会

富士子からの電話に、なつは驚きます。

千遥が来ているけれど、千遥には内緒で電話していると聞き、さらに困惑します。

幸せそうなお嬢さんに見えると、富士子が千遥の印象を語って聞かせます。

なつは、すぐに北海道に戻ることにします。

「風車」に電話して千遥のことを伝え、作画課に戻り下山に休暇を請います。

妹のいきさつを知っていた下山は、すぐに許可します。

「早く帰ってあげなさい!」

事情がわからない麻子も、短編のことはどこでも考えることができるからと、背中を押します。



「風車」に戻たなつと咲太郎。

こっちから電話してみては?と亜矢美が促します。

「千遥ちゃんも、怖いのかもしれないよ」

柴田家に電話がかかって来ました。

富士子が、実は黙って電話したと打ち明けます。

泰樹が出て、千遥に代わります。

「千遥?お姉ちゃんだよ」

「お姉ちゃん?」

咲太郎も声をかけます。

「千遥、兄ちゃんだよ。」

「お兄ちゃん?」

「お前をあの家に預けてほんとに兄ちゃんが悪かった。」

今すぐそっちに行くと言いますが、千遥が電話を切ってしまいます。

心配する柴田家の家族たち。

千遥は、兄姉と一緒にいた頃の記憶は断片的で、よく覚えていないと言います。

5歳だったし仕方のないこと、その後つらいこともあっただろう、と剛男たちが慰めます。

でも、声を聴いたとたんに、自分の姉と兄の声だとわかった、と千遥。

「そのことに驚いて、なんと言えばいいのかわからなくなって…」電話を切ってしまった千遥でした。

「相手の顔が見えない電話はわしも好かん」と、泰樹がフォローします。



千遥から、電話をかけ直しました。

「すぐ会いに行くから待ってて。千遥に会いたい」、となつ。

わかりました、と千遥が答えます。

「私も会いたいです。」

81話あらすじネタバレ・なつと咲太郎が北海道へ

帯広の信哉にも連絡を取り、なつと咲太郎はその日の夜行列車で北海道に向かいます。

柴田家では、千遥を交えて夕食。

ぶっきらぼうな泰樹と家族のなごやかな団欒に、千遥も打ち解けていきます。

6歳の時、親戚の家を出た後のことを話し始めました。

「ある人に拾われ、東京の置屋に預けられました」

まだ見習いのようなものだけれど、女将がいい人で何不自由なく暮らし、幸せですと千遥は言います。

でも、ここの様子を見て、なつの幸せにはかなわないと言う千遥。

「明日一緒に働こう」と、泰樹が誘います。

二階の部屋で、寝る前に明美がなつの写真を見せます。

「一緒にいる人に似るというから」明美に似ていると言う千遥。

「それはうれしいけど、千遥ちゃんにも似てる」と、明美。

富士子たちも寝る前に、千遥の様子を話します。

きちんと育てられてきたことがわかるから、悪い置屋じゃないだろうと富士子は言います。

それでも剛男は、心配そうです。



翌朝、なつの作業着を着た千遥が牛舎で働きます。

乳搾りをやってみました。

なつが来た時のことを思い出しながら、泰樹たちが教えます。

乳が出て、千遥の顔がほころんでいきます。

そこに信哉がやってきました。

ミルクバケットを運ぶ千遥を見て、思わず写真を撮ります。

フラッシュに、千遥が戸惑います。

信哉のことは、少しだけ覚えていました。

「なんとなくでも覚えていてくれて嬉しいよ」

放送局に勤めていると聞き、撮られた写真をどうするのか、千遥は不安そうです。

「誰にも見せないで下さい」写真が嫌いだと言います。

「誰にも見せないよ。つい撮りたくなってしまった。ごめん、勝手に撮って」



一方なつと咲太郎は、翌朝早く帯広の「雪月」までたどり着きました。

82話あらすじネタバレ・千遥がいなくなる

雪之助の車で、なつと咲太郎は柴田牧場に着きました。

皆との再会を喜びます。

ところが、千遥はいませんでした。

黙って急にいなくなったのです。

楽しい朝食になっていたはずでしたが、話が弾みません。

「私に会いたくなかったんだ」と言うなつ。

咲太郎は、自分のせいだと思います。

「電話も切られたし」

そうではないと、電話を途中で切ってしまった千遥のほんとうの気持ちを富士子が伝えます。

千遥が話してくれたこれまでの暮らしも、二人に語って聞かせました。

「運がよかった。幸せだったと言っていた」

ただ、東京のどこの置屋なのか、なつたちが直接聞けばいいと思って聞き出さなかったと言います。



信哉がやって来ました。

千遥の写真を渡して、謝ります。

「ごめん、この写真のせいかもしれない。写真を嫌がってた。」

写真を撮られた時、何かに怯えている様子だったと剛男も思い出します。

誰かに追われていたのだろうかと、咲太郎は心配します。



泰樹がなつを牛舎に連れて行き、千遥の搾乳の様子を話します。

うまく搾れるようになってうれしそうな顔をしていた。

「その笑顔に嘘はなかった。心配するな。必ず知らせてくる」



二階には、千遥の服がありました。

千遥はなつの作業服を着て出て行ったのです。

砂良が、千遥がやって来た時に「お姉ちゃん?」と呼びかけられたことを話します。

「会いたくない人なら呼ばないでしょう。会いたくてここに来たってことだよ」

会いたがっていた声だったと、砂良が安心させます。



翌日、牛舎では咲太郎にバターチャーンを見せていました。

千遥が戻ってきたらみんなでバターを食べようと皆で話しています。

明美が、慌ててやって来ました。

「千遥ちゃんから、手紙が来た」

咲太郎となつ宛の手紙でした。

83話あらすじネタバレ・千遥の手紙の内容は?

千遥からの手紙を、なつが皆に読みあげます。

お詫びの言葉に続き、千遥の今までのいきさつが書かれていました。

6歳の時、親戚の家を出た千遥は東京に行こうとしていました。

出会った復員兵が東京に連れて行き、置屋に売ります。

女将(光山なほ子)は、千遥を震災孤児として届け出、自分の養女に迎えました。

置屋の娘となり、何不自由なく幸せに暮らしてきた千遥。

立派な家柄の人との結婚話がまとまりかけたある日、養母が咲太郎が千遥に宛てた昔の手紙を取り出します。

千遥は当時字が読めなくて、内容を知りません。

手紙を預かった養母は、なつの住所が書いてあることを知り、連絡をすべきか悩んだそうです。

知らせて二人が幸せになるのかわからず、やがて千遥に情が移り、言えないままでした。

「隠していて申し訳なかった。」

その人と結婚するなら、昔の家族と縁を切らなくてはいけない。

浮浪児だったことが知れると、破談になってしまうからです。

兄や姉の記憶もなくなっていた千遥は、養母の望み通りに結婚するつもりです。

養母の望みは、千遥が幸せになることだけだと言ったそうですが。

最後になつを訪ねることを許して貰い、やって来たのでした。

電話で話した時に、兄姉で過ごした思い出がよみがえります。

咲太郎が踊っていたこと。

なつに抱きしめてもらったこと。

信哉たちとザリガニを焼いたこと。

会ってしまったら別れられなくなると思い、逃げ出したのでした。

「一生会うことはありません。元気でいてくれてよかった。」

兄姉のことも、柴田牧場で過ごしたことも忘れない。

「さようなら、ごめんなさい」と、結んでいます。

なつと咲太郎を思い出して描いた似顔絵が添えられていました。

「うまいね。」「上手だね。」

涙声で、そう言い合うなつと咲太郎でした。

84話あらすじネタバレ・天陽と再会…夕見子が帰省

縁側で、咲太郎が信哉に千遥の手紙を見せています。

「だから、写真も残したくなかったのか」と、信哉。

「でも、いい写真を残してくれた」咲太郎は感謝します。



なつは、天陽に会いに行きました。

畑で働く天陽のかたわらには、靖枝がいて「陽ちゃん」と呼びかけています。

山田家の家族とも3年ぶりの再会です。

牛が2頭に増えていました。

靖枝は、天陽の絵に理解を示しています。

なれそめは青年団です。

門倉と良子が演劇を続けていて、舞台美術を頼まれた天陽は、そこを手伝っていた靖枝に好意を持つようになりました。

「開拓農家の娘だから、つらいことも一緒に楽しんで生きて行ける。」

天陽の表情は、晴れ晴れとしていました。

帯広で「わんぱく牛若丸」を観たそうです。

別れて帰るなつの顔から笑顔が消えていきます。



牛舎の作業場で、泰樹がミルクバケットを磨いています。

手伝いながら、天陽のことを報告するなつ。

「いいお嫁さんだった」

「もしここに残って酪農を続けてたら、じいちゃんは嬉しかった?」

そんなことを気にするなつになってほしくないと泰樹が言います。

なつは、寂しくてたまらない気持を打ち明けます。

なつが東京に行って、自分もずっと寂しくてたまらないと、泰樹。

人間は独りで生きようと思えば寂しいのは当たり前だと言います。

誰といても、独りで生きなきゃいけない時はある、と。

「だから人は支え合う、離れていても。わしとお前は支え合っているか?」

「うん」



茶の間では、富士子や砂良が夕食の準備をしています。

咲太郎が、なつも仕事があるのですぐに帰らなければならないことを伝えています。

剛男が残念がります。

突然、夕見子が帰ってきました。

「女が飯を作り、男が待ってるなんて、相変わらずこの家は遅れてますねー。」


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まとめ

ドラマ「なつぞら」14週目(79話〜84話)のあらすじをネタバレで紹介しました。

これまで登場してこなかった千遥がついに登場します。

演じたのは清原果耶さん。

圧倒的な演技力に引き込まれた視聴者も多くいたはず。

数年後には朝ドラのヒロインを演じるのは間違いなさそうですね。


それにしても千遥の深刻な手紙をみんなの前で読み上げるのは…。

いかにも朝ドラ的演出だなあと思ってしまいました。

久しぶりの天陽の登場も良かったですね。

天陽の、未練を引き摺らない生き方と表情が清々しかったです。


1話からすべてのあらすじをまとめています!