ここではインハンドの主人公である紐倉博士の右手が義手になった理由を紹介しています。

2019年4月放送の山下智久さん主演のドラマ「インハンド」ですが、第5話までが放送され、山下さん演じる紐倉博士の過去も明らかになってきました。

そこで気になるのが、紐倉博士の右手が義手になった理由と撮影はどの様にしているかです。

最新話では紐倉博士の右手が義手になった理由も明かされていましたので、その内容も振り返りつつ、義手の撮影方法に迫っていこうと思います。

目次


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紐倉の右手が義手になった理由は?

2019年5月10日に放送された最新話の第5話では、紐倉博士とその助手(元)である入谷(松下優也)の過去が明らかになった回でした。

内閣官房のサイエンス・メディカル対策室では、紐倉博士をアドバイザーにする案が上がっていましたが、紐倉博士が過去に助手を自殺に追いやったという噂が浮上し、真相解明のため、現助手の高家春馬(濱田岳)とサイエンス・メディカル対策室の牧野巴(菜々緒)の2人で、紐倉博士のCDC(アメリカ免疫予防管理センター)時代の過去を知っていて、現在はフューチャージーンという会社のCEOを務める福山和成(時任三郎)に会いに行きました。

そこで福山から語られた真実は、CDC時代に派遣されたフィリピン沖の島でエボラウィルスに感染した少女が現れ、福山はその症状をCDCに報告すると、異常な早さで米軍が島に入り、島民たちを隔離し始めます。

エボラウィルスの感染の原因は、米軍が改良したエボラウィルスを輸送していた飛行機が島に墜落したことで、第1感染者の少女がそれを発見し、感染が拡大していきました。

その真実に気がついた紐倉と入谷は、入谷がウィルスの研究をしてこの島を救おうと提案しますが、紐倉は「今の俺たちにそんな力はない」と止めます。

しかし、入谷はウィルスをCDCに持ち帰り、独自に研究をしていました。

それが米軍の指揮官・キャラウェイ(ドン・ジョンソン)に勘付かれて、ある日米軍が2人のいる施設を包囲し、米軍が極秘研究していたウィルスの情報を秘匿するため、改良型エボラウィルスの研究をしている入谷の排除に動きます。

その動きに気がついた紐倉と入谷は施設の屋上に逃げ、入谷は自分が一人で行った研究であることを米軍に分からせるため、敢えて紐倉を罵って屋上から飛び降りますが、間一髪で紐倉が入谷の手を掴み引き上げようとします。

そこを米軍に狙撃され、弾は入谷を掴んでいた右腕に命中して入谷は落下、紐倉は右手を失うことになりました。



原作は青年漫画誌「イブニング」に連載中で、原作でも紐倉博士の過去はあまり明らかになっていない中、ドラマバージョンでは米軍による狙撃で右手を失ったという内容でしたね。

第5話のラストに福山が改良型エボラウィルスを冷凍保存しているシーンがあったので、エボラウィルスが猛威を振るう回が出てきそうです。


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紐倉博士・右手の義手の撮影はどうやってるの?

「インハンド」で気になるのが紐倉博士の義手ですが、ドラマを観る限り違和感なく山下智久さんの右手に装着されていますよね。

この義手の撮影で考えられる方法は2パターンあります。

引きの画を撮る際には色付きの手袋などをはめて、後から手の部分をCG合成して義手部分を作り、寄りの画を撮る際には専用のロボットアームを製作し、モーションキャプチャー(現実にある人体の動きをデジタル化する)を使って、専用のアクター(演者)が義手の動きを担当する方法。

もうひとつは、実際にある手の上に装着型の義手風小道具を作り、実際にはめてから撮影する方法です。

前者は技術的には可能でしょうが、コスト面から考えると連続ドラマの予算で作るのは非現実的な気がします。

なので、後者の山下智久さんの腕に直接はめるタイプの小道具が使われているのではないかと思います。

山下智久さんに手の動きを指導する担当の人がいて、その指導を元に山下智久さん自身が指先を動かしているのではないでしょうか。

実際、公式ホームページを見てみると監修・指導・取材協力のページの義手製作監修に、「深谷直樹」「NEDO」という名前があります。

さらに、ロボットハンド動作シュミレーション協力として「K.E.N-DIGIT」や、義肢装具士取材協力で「浦田一彦」という名前がありました。

これらから、実際に義足手を制作して、動かしているのではないかと考えられます。



現実の世界でも「筋電義手」という「インハンド」に登場するような義手があるようです。

こういったタイプの義手は脳から筋肉に伝達されている微弱な電気信号をキャッチして、物を掴んだりするといった動作が出来るという技術みたいです。

これから技術がさらに進歩すれば、人間の腕と変わらない様な動きが出来るようになる日も近そうですね。


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紐倉博士が悩まされる”幻肢痛”ってどんな病気?

「インハンド」では、実在する病気も多く登場しますが、フィクションの病気も存在します。

紐倉博士が苦しんでいる「幻肢痛」という病ですが、この症状は実在します。

事故や病気で腕や足を失ってしまった人が爪先に痛みを感じる症状で、詳しい原因は判明しておらず、脳が現在も失った部位があると錯覚し、痛みを引き起こしているという説があります。

症状は人にもよると思いますが、万力で潰されるような痛みが走るようです。

紐倉博士もドラマ内で相当苦しんでいますが、実際にも万力で潰される様な痛みとあるので、考えただけでも痛そうです。

まとめ

ドラマ「インハンド」に登場する右手の義手について紹介しました。

個人的には爆発事故か何かに巻き込まれて友人ごと右手を失ったという様な過去を想像していましたが、米軍の狙撃によるものだったということに少し驚きました。

この先のストーリーも原作にないようなドラマ独自のストーリーが展開されていくでしょうから、どういった方向に物語が進んでいくのか非常に楽しみです。