ここではスペシャルドラマ「がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜」のネタバレを紹介しています。

2018年4月2日(月)夜8:00からTBS系列で、唐沢寿明、渡部篤郎、及川光博出演のスペシャルドラマ「がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜」が放送されます。

そこで、ここではドラマ放送内容をネタバレで紹介したいと思います。

これから見る人は内容が分かってしまうので、ご注意ください。


目次


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ドラマ「がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜」のネタバレ

余命半年の患者のがんが消える

がん治療を専門とする呼吸器内科医の夏目(唐沢寿明)は、ステージ4の肺腺がん患者・小暮麻里の担当に。

夏目は小暮に余命半年の宣告をします。

第一中央生命では、調査部の水島がリビングニーズ特約で生前給付をうけた小暮について質問を森川にしています。

しかし、森川は余命宣告をしたのが夏目だから間違いないと取り合いませんでした。

ところが、小暮はその後半年たっても進行しません。

さらに夏目は医局で呼び出され、小暮のがんが消えたことを知るのでした。


がん寛解が疑惑に

夏目はがんが寛解したことを小暮に伝えるとともに、再検査をしてもらうことを頼みます。

そして、検査をしたのですが、なぜ寛解したのかは謎のままでした。

水島はがんが寛解したことを怪しみ、森川に問い詰める。

森川は水島とともに夏目のもとへ行き、状況を聞くが夏目は誤診ではないと否定します。

夏目の元に榊原一成がやってきます。

榊原も肺腺がんでした。

榊原は診断だけ受けて帰っていきました。

夏目のもとへ新しい患者・柳沢雅志がやって来ます。

なんとか救ってほしいとお願いする柳沢に一緒にがんばろうと伝えるのでした。


新たながん寛解者が

そんな時、夏目の患者である横山宗彦が完全寛解したことを知ります。

夏目は羽島とともにがんが完全寛解した要因を調べていると、そこに森川と水島がやって来ます。

明らかに保険詐欺を疑う水島に苛立つ夏目でしたが、なぜ完全寛解できたのかを知りたく、横山の自宅へ向かいます。

しかし自宅がいなく、横山の母がいるだけでした。

そこで横山が保険金をもらってから変わったことを聞かされます。

そこへ横山が帰ってきますが、夏目たちは追い出されてしまいます。

警察が夏目のところにやって来ます。

横山が闇カジノに出入りしていてお金の出処を探っていると保険金にたどり着いたと言うのです。

翌日、横山が自宅の外でなくなっているのが発見されます。

夏目のもとへ警察がやって来て保険金詐欺で疑われます。

さらに、森川も夏目のことを疑い始めます。

そして、ついには病院から謹慎処分を言い渡されるのでした。


湾岸医療センターへ

夏目はがんが完全寛解した患者のカルテに湾岸医療センターという名前があることに気づきます。

そこで、夏目は小暮を訪ねて湾岸医療センターのことを聞いてみると、小暮はアレルギー検査をしたら偶然がんが見つかったと話しました。

湾岸医療センターについて調べていた羽島は、小暮と横山のがんを見つけたのは湾岸医療センターだったと知ります。

さらに、夏目は湾岸医療センターでの担当医が宇垣という医師だということが分かり、羽島とともに湾岸医療センターへ向かいます。

夏目は宇垣にがん完全寛解の話をし、カルテを見せてくれるよう頼みますが、断られてしまいます。

夏目たちが病院を出ると、そこには紗季が。

紗季は湾岸医療センターに出入りする政治家を追っていると話します。

病院に戻った夏目と羽島は柳沢を見つけます。

柳沢は湾岸医療センターに行くと言うのでした。

一方、紗季は産婦人科へ。

自宅に戻った夏目は紗季から赤ちゃんができたことを知らされるのでした。


西條と対面

夏目は紗季が湾岸医療センターの代表の写真を持っていると知り見せてもらうと、20年前に姿を消した恩師・西條でした。

翌日、紗季が泊まりで出かけると聞いた夏目は自宅で研究をしていると柳沢から連絡が入ります。

柳沢の自宅の公園で待ち合わせをした夏目ですが、指定した時間になっても来ません。

そして、柳沢がやって来なかったため夏目は帰ります。

翌日。

警察が夏目の自宅にやって来る。

なんと、柳沢が自宅近くの公園で殺害されたと言うのです。

夏目は警察署に行き、事情を説明します。

一方、森川のところにも警察がやって来るのでした。



なんとか帰ってきた夏目ですが、榊原から呼び出されます。

榊原の自宅に言った夏目は、湾岸医療センターで治療してがんがなくなったことを聞かされます。

夏目が湾岸医療センターについて聞くと、かぎまわるのはあんたのためにならないと忠告されます。

しかし、夏目は羽島とともに西條に会いに湾岸医療センターへ。

宇垣とともに西條の部屋にやってきた夏目はついに西條と対面します。

夏目と羽島は、西條に20年間何をしていたのかを聞きますが、いろいろあったとしかいいません。

ただ、娘のお陰で今の私があると言ったのでした。


紗季が肺腺がんに

夏目と羽島は研究室に戻り、完全寛解の要因を調べます。

すると夏目は、完全寛解した患者がアレルギー疾患を患っていたことに気づきます。

そして、アレルギーの治療で免疫抑制剤を投与している患者に、他人のがん細胞を移植すれば、がんじゃなくてもがんになれることに気づくのでした。

免疫抑制剤とは
自分と違う異物を攻撃し、排除しようとする人間の体の防御システムを止める薬剤

そして、免疫抑制剤をやめれば、もともと自分のものではない細胞は攻撃され死滅するということだったのでした。



自宅に帰った夏目が紗季が戻ってこないことを不審に思い、会社に連絡するが連絡が取れないと言います。

そこへ夏目の携帯に病院から連絡が。

倒れていた紗季を治療したと聞いた夏目が病院を尋ねると、なんと湾岸医療センターでした。

湾岸医療センターへ急ぐ夏目。

すると病院で西寺の姿を見かけます。

紗季のいる部屋に着いた夏目は無事であることに安心します。

夏目は宇垣のところにむかい、何かしたかと尋ねるが、何もしていないと答えます。

しかいし、夏目は何かをされたと感じ、自分の務めている病院で検査をします。

お腹の赤ちゃんは無事でしたが、なんと紗季は肺腺がんに患っているのでした。


夏目に逮捕状が

夏目は紗季にがんを患っていることを伝えます。

一方、羽島は西條ががんを武器に医師ができないことをやっているのではないかと考えます。

本心を聞くため、夏目は西條の元へ。

そして西條は日本の医療を改革しようとしていることを夏目に話します。

西條は20年前、ドラッグ・ラグ問題を解決するための委員会・新薬審議委員会の委員長を務めていました。

ドラッグ・ラグとは
海外では使用されている薬が、日本国内では承認が遅れている為、使用できない状態を指す言葉

娘を助けるため日本の未承認の薬を承認しようと努力したが、官僚や製薬会社などの歪んだ構造に邪魔をされた、と話します。

だから、西條は日本の医療を改革するために医師を辞めたと夏目に言います。

そして、紗季のがんを完全寛解する条件で、医療革命に参加し後継者になれと誘います。

夏目は西條たちにがんを植え付けられたと思っていましたが、実は紗季はもともと肺腺がんだったのでした。

半年前の人間ドックでがんをみつけた宇垣たちは、そこに少しだけ手を加えたのだと言います。



紗季のもとへ戻った夏目は、紗季から子供のことを守ることだけを考えてほしいと言われます。

病室から出た途中、森川がやって来ます。

森川は夏目を車に乗せて何処かに向かいます。

着いたところには羽島がいて、がんの研究を続けていました。

森川は夏目のために会社の情報を不正に持ち出していたのでした。


西條が行方不明に

仮設の研究所でがんの治療方法を探す夏目と羽島。

一方、西條は革命が最終段階まで来ていることを宇垣と話していました。


夏目は湾岸医療センターで西寺を見かけたことを羽島に話します。

夏目は西寺の学生時代の研究テーマが「特定の条件がそろうと発動する自殺装置を組み込んだ培養細胞を作成する」ことということを話します。

西寺は学生時代の研究が完成して「自殺するがん細胞」を作ることができたのではないかと、夏目は予想します。

羽島は、紗季のがん細胞の一部を取り出し自殺装置を組み込み培養し、また体内に戻したのではないか、と考えます。

そんな時、警察が研究所に来ます。

柳沢殺害容疑で夏目に逮捕状が出ているというのです。

捕まるわけにはいかない夏目は必死で逃げます。

羽島と別れ、ビルの屋上から飛び降り逃走。

何度も見つかりそうになるもののかろうじて逃げ切り、湾岸医療センターまでたどり着きます。

一方、羽島も病院にたどり着いていました。



2人で湾岸医療センターの西寺のもとへ行き、紗季を助けてほしいと話します。

しかし、西寺は研究の最後の段階で担当をはずされたため、治し方は西條しか知らないと言います。

そこへ宇垣がやって来て、西條の元へ案内します。

西條は夏目に後継者になることの返事を尋ねます。

断れば紗季の命は救えません。

しかし、夏目は覚悟を決め西條の誘いを断ります。

そして、西條先生の医師としての思いを持ってこれからもやっていくことを伝えるのでした。

帰り際、地下の駐車場で西條を見送ると、そこに突然人影が現れ西條をナイフで刺します。

さらに、車がやって来て西條を連れ去っていくのでした。

その様子を遠くの車から宇垣と榊原が眺めていました。



紗季が入院する病院に戻った夏目たちのもとに西寺がやって来ます。

西寺は西條と作った化合物を持っていて、自分が外される前に研究はすでに完成していたと話します。

夏目はそれを信じ、紗季に投与します。

一方、西條は車で連れ去られた後、行方不明に。

後日、検査をしてみるとがんは完全寛解していたのでした。

そこへ警察がやって来て、西條を刺した男が警察に自首し、柳沢と横山の殺害も認めたため、夏目の容疑は晴れた、と伝えます。


エンディング

紗季が無事赤ちゃんを産みます。

後日、夏目・羽島・松川は西條が乗っていた車が乗り捨てられた場所に花を持っていきます。

一方、湾岸医療センターは西條がいなくなったため閉鎖すると宇垣が電話で誰かと話していました。

そこに車がやって来ます。

その車の中には西條がいたのでした…。



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まとめ


スペシャルドラマ「がん消滅の罠〜完全寛解の謎〜」のネタバレを紹介しました。

ドラマを見た感想は3時間だと詰め込みすぎな気がするということです。

できれば連続ドラマにしてほしいですね。

あと、原作は読んだことがないのですが、かなり設定や内容が変わっているというのをツイッターでつぶやいている人が多くいました。

ドラマ自体も面白かったのですが、原作の小説も気になるので読んでみようかと思います!


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