ここでは、連続テレビ小説「なつぞら」に登場するアニメ映画「わんぱく牛若丸」のモデルについてご紹介します。

「なつぞら」の第11週目からは、「東洋動画」で勤めることになった奥原なつ(広瀬すず)が携わる長編アニメ映画「わんぱく牛若丸」のキャラクターを考える作業がスタートします。

そこで「わんぱく牛若丸」には実在するモデルがあるのか、その長編アニメ映画はどんな映画なのかをご紹介しようと思います。

目次


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長編アニメーション映画「わんぱく牛若丸」のモデルは?

アニメ制作会社「東洋動画」で働けることになったなつが製作に関わる長編アニメ映画「わんぱく牛若丸」ですが、調べてみたところ実在するモデルが存在しました。

そのモデルとなった作品とは、「わんぱく王子の大蛇退治」という長編アニメ映画が元になっているようです。

「わんぱく王子の大蛇退治」は、1963年7月15日に全国公開されたアニメ作品で、監督は、「魔法使いサリー」、「サイボーグ009」、「マジンガーZ」、「銀河鉄道999」など数々のアニメの演出を務めてきたアニメーション演出家、監督の芹川有吾さん。

脚本は、時代劇「鬼平犯科帳」や「水戸黄門」などの脚本を務めた池田一朗さん、吉野次郎のペンネームで脚本も務めたアニメプロデューサーの飯島敬さん。

音楽は、東宝「ゴジラ」シリーズでも有名な伊福部昭さんが担当しています。

「わんぱく王子の大蛇退治」の製作には述べ180人のスタッフが関わり、作画枚数25万枚、使用した絵の具の量は1トンにも及ぶ大作アニメーションです。

この作品で初めて作画の絵柄の統一図る「作画監督」が採用されました。

ちなみに「作画監督」という制度は日本独自で行われているようです。

「わんぱく牛若丸」のモデルとなっている「わんぱく王子の大蛇退治」の作画枚数25万枚ってすごい枚数ですよね。

2001年7月20日に公開されたスタジオジブリの長編アニメ映画「千と千尋の神隠し」でさえ、作画枚数約11万枚なのでどれほどの労力がかかっているのか想像も出来ません。

日本アニメ史上に残ると言われる名作の裏側を「なつぞら」ではどの様に表現していくのか楽しみです。


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アニメーション映画「わんぱく王子の大蛇退治」ってどんな映画?

アニメ映画「わんぱく王子の大蛇退治」は、一体どんな内容の映画だったのでしょうか。

「わんぱく王子の大蛇退治」は、東映動画(現:東映アニメーション)の長編アニメーション第6作目で、日本神話を題材にした子供向けのファンタジー映画です。

キャッチコピーは「八頭の大蛇と空中戦! がんばれ! わんぱく坊やと動物隊!!」。

日本神話で有名なイザナギやイザナミ、スサノオ、アマテラス、ワダツミ、ツクヨミ、クシナダ姫などが登場し、ストーリーのメインではスサノオとヤマタノオロチの対決が描かれています。

「なつぞら」のドラマ内では、なつの育ての親である柴田富士子(松嶋菜々子)をモデルにしたキャラクターを考えるようなので、「わんぱく王子の大蛇退治」の内容がどの程度描かれるのかは疑問な部分です。

牛若丸とあるのでストーリーは牛若丸の話を題材として、北海道にゆかりのあるキャラクター(北海道編に登場した人や動物など)を登場させていくのではないかと個人的には予想しています。

アニメ映画の名作と言われている作品なので、あまりストーリーを湾曲させ過ぎるとリスペクトの無さにも繋がると思いますので、ストーリーラインはある程度残しつつオリジナルのキャラクターを当て込んでいくかも知れません。

「なつぞら」では、「わんぱく王子の大蛇退治」が、「わんぱく牛若丸」としてどんな物語になっていくのか楽しみです。

「なつぞら」第11週目以降のなつの活躍から目が離せませんね。


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まとめ

今回は、「なつぞら」の第11週目以降からストーリーに登場するアニメ映画「わんぱく牛若丸」についてご紹介しました。

アニメ映画「わんぱく牛若丸」のモデルとなるアニメ作品があることを知らなかったので、実在するモデルがあることに驚きました。

この名作長編アニメ作品をどの様に製作していくのか、その工程がどの程度表現されているのかという部分が個人的には興味があります。

それと「わんぱく牛若丸」がどんなストーリーのアニメ映画になるのかも楽しみです。


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